概要:
これから環境・生命を学ぶ上で生物の基本的な性質の全体像をイメージできることは重要である.本科目は,詳細ではないが,コアカリキュラムにおける「エネルギーと代謝」,「遺伝情報」および「核酸」の全体像を大きく理解することを目的とする.基本的な事項であるので,しっかりと理解を深めて,それぞれの詳細を学ぶ高学年の専門科目に対する興味を養う.3.すべての人に健康と福祉を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさを守ろう
授業の進め方・方法:
教科書を中心とした授業形式で行う.適宜,質疑応答を取り入れて理解度を確認する.
注意点:
中学校で学んだ内容よりは難しく感じるかもしれません.また,理科基礎とは重複しない内容となります.生物には,新しい言葉がたくさん登場しますので,予習・復習をしっかりして理解を深めてください.授業時間だけでは,十分な演習ができません.各自で問題集を説くなど,自己学習を行って下さい.授業中にも質問をしますが,授業中にわからないことがあればすぐに質問をしてください.成績の評価は試験を100%とします。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 2 | 後13 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 2 | 後12 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 2 | 後11 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 3 | 後1 |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 3 | 後1 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 3 | 後2 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 3 | 後3,後4 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 3 | 後4,後5 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 3 | 後6 |
細胞周期について説明できる。 | 3 | 後7 |
分化について説明できる。 | 3 | 後7 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 3 | 後6 |
生物化学 | ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 3 | 後3 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 3 | 後3,後4 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 3 | 後4 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 3 | 後5 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 3 | 後5,後6 |