英語コミュニケーションB

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語コミュニケーションB
科目番号 3Z007-2 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(応用化学コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 Crossing Over The TOEIC Bridge TEST (金星堂)、他
担当教員 村田 和穂,グランバイン リチャード

到達目標

到達目標
1.情報や考えなどについて,英語で話し合ったり意見の交換をしたりすることができる。情報や考えなどについて理解し,英語で簡潔に書くことができる。
2.英語を聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができる。英語を読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができる。
3.英語の仕組み,使われている言葉の意味や働きなどを理解しているとともに,言語の背景にある文化を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報や考えなどについて,英語で話し合ったり意見の交換をしたりすることができる。情報や考えなどについて理解し,英語で書いたり説明したりできる。情報や考えなどについて,英語で話し合ったり意見の交換をしたりすることができる。情報や考えなどについて日本語を交えつつ英語で説明できる。情報や考えなどについて,英語で話し合ったり意見の交換をしたりすることができない。情報や考えなどについて説明できない。
評価項目2英語を聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができる。英語を読んで,情報や考えなどを説明したり,概要や要点を捉えたりすることができる。英語を聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができる。英語を読んで,情報や考えなどを説明できる。英語を聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができない。英語を読んで,情報や考えなどを説明できない。
評価項目3英語の仕組み,使われている言葉の意味や働きなどを把握するとともに,言語の背景にある文化を説明できる。英語の仕組み,使われている言葉の意味や働きなどを説明できる。英語の仕組み,使われている言葉の意味や働きなどを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本校における学生の英語力は、4年次のTOEIC一斉受験の結果も踏まえ、概して入学時と比べ5年卒業時ではより大きな差となって現れている。主な要因としては、高専では大学受験の必要がないため、進級するにつれて英語学習へのモチベーションが徐々に低下していく学生が少なからず見られることが挙げられる。その一方で、学生の中には、本校が国際化に力を入れていることで一層の刺激を受け、積極的に海外での研究発表や海外の企業へのインターンシップを経験したり、自発的にTOEICなどの外部試験を受験する等、明確な目的意識を持って英語学習に取り組む者が確実に存在する。このようなモチーベーションの格差により、4〜5年次での学生間の英語力(顕在力)の差は極めて大きく、クラス単位で一斉授業を行う際に、どのレベルに合わせて授業を進めるか英語担当教員の苦悩は深かった。このような状況を改善すべく、習熟度別授業を初めて導入する。現時点では手探り状態だが、臨機応変に対応し、一人一人の長所を伸ばし、弱点を克服できるための最大限の配慮をする。
授業の進め方・方法:
現在2C学生全員が年度末に受験したTOEIC Bridgeの成績(試験結果)に基づき、以下の3グループに分ける。
(a) 上位約10人はグランバイン教員が担当し、単にオーラルだけではなく、ライティングにも特化したプレゼンテーション能力の向上を目指す。
(b) 中間の約15人は、専攻科2年生によるティーチングアシスタント(TA) を活用し、TOEIC Bridge TEST対応の総合学習問題集に基づき、学習する(毎回、TAは事前と事後に村田教員と綿密に打ち合せと反省会を行う)
(c) 下位約10人は、村田教員による指導で、中学校から高校1〜2年までの基礎学力(おもに語彙と文法)の定着を目指す。
注意点:
TOEIC Bridge テストを前期と後期でそれぞれ一回ずつ実施する(後期については1月に実施される1年から3年までの一斉テストを代用する)。さらに前期と後期の中間試験(マークシート方式)に加えて、春課題試験と夏課題試験の合計6つの試験結果(得点)の平均を60%で評価し、ポートフォリオ40%はそれぞれ3つのグループ授業での小テスト等の取り組みで評価する(なお、ポートフォリオ40%の内訳は、確認テスト20%活と取り組み(課題提出)20%)。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 3つのグループ分け、選択教室まで移動、授業ガイダンス。 授業の概要について理解し、自分の所属グループ、学習のルーティンを理解できる。
2週 各グループごと教室での学習。次週からの確認テストの内容確認と重要ポイントの説明。 毎回の授業の真摯な取り組み及び確認テストの結果が評価されることが理解できる。
3週 各グループごと教室での学習。確認テスト第1回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
4週 各グループごと教室での学習。確認テスト第2回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
5週 各グループごと教室での学習。確認テスト第3回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
6週 各グループごと教室での学習。確認テスト第4回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
7週 各グループごと教室での学習。確認テスト第5回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
8週 前期中間試験 授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
2ndQ
9週 答案返却。各グループごと教室での学習。確認テスト第6回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
10週 各グループごと教室での学習。確認テスト第7回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
11週 各グループごと教室での学習。確認テスト第8回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
12週 各グループごと教室での学習。確認テスト第9回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
13週 各グループごと教室での学習。確認テスト第10回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
14週 学習内容の振り返り。 模擬テストプリントを振り返り、自身の間違えたところの見直しを行い、受験対策を立てることができる。
15週 前期末試験 TOEIC Bridge Test (1回目) 授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
・昨年度よりも高いTOEIC Bridgeスコアを出すことができる。
16週 TOEIC Bridge Test 返却及び解説。 TOEIC Bridge TESTを振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
後期
3rdQ
1週 夏課題試験返却、次週からの確認テストの内容確認と重要ポイントの説明。 課題試験の結果を受けて、反省及び術力の向上を実感すっることができる。
2週 各グループごと教室での学習。確認テスト第110回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
3週 各グループごと教室での学習。確認テスト第12回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
4週 各グループごと教室での学習。確認テスト第13回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
5週 各グループごと教室での学習。確認テスト第14回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
6週 各グループごと教室での学習。確認テスト第15回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
7週 各グループごと教室での学習。確認テスト第16回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
8週 後期中間試験 授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
4thQ
9週 各グループごと教室での学習。確認テスト第17回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
10週 各グループごと教室での学習。確認テスト第18回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
11週 各グループごと教室での学習。確認テスト第19回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
12週 TOEIC Bridge Test(2回目) り返りながら試験に取り組むことができる。
・前期よりも高いTOEIC Bridgeスコアを出すことができる。
13週 各グループごと教室での学習。確認テスト第20回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
14週 各グループごと教室での学習。確認テスト第21回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
15週 各グループごと教室での学習。確認テスト第22回目、採点及び解説。 自分の弱点が認識でき、TOEIC Bridgeテスト受験のための実力を養うことができる。
16週 これまでのTOEIC Bridgeテスト受験結果の確認。学年総合得点の発表。 これまでのTOEIC Bridge Test の自分の受験スコアの推移を把握できる。来年度のTOEIC L&R Test の特徴とBridge Testとの違いを理解し、TOEIC L&R Test受験に向けて準備できるようになる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前16
英語運用能力の基礎固め平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2前16
英語運用能力向上のための学習英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2後16
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2後16
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。2後16
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。2後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000