生物工学基礎

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 生物工学基礎
科目番号 4C012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(応用化学コース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 Essential細胞生物学原書第4版南江堂
担当教員 冨永 伸明

到達目標

モデルコアカリキュラム「基礎生物」の遺伝情報および「生物化学」の核酸の項目について理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1遺伝情報に関する原則を理解し,様々な知識と融合できる.遺伝情報に関する原則を理解し,知識を適用できる.遺伝情報に関する原則を理解せず,知識を適用できない.
評価項目2核酸に関する原則を理解し,様々な知識と融合できる.核酸に関する原則を理解し,知識を適用できる.核酸に関する原則を理解せず,知識を適用できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
遺伝情報および核酸に関する内容を系統的かつトピックスを交えて教授することで,原則の理解と知識の適用力を身につける.3.すべての人に健康と福祉を
授業の進め方・方法:
教科書を中心に講義形式で行う.
注意点:
低学年で行った化学・生物の基礎科目の内容については十分に理解しておくこと.また,理解すべき内容が多いため,予習と復習については十分に行うこと.教科書にある練習問題については必ず授業外学習として解いて,理解すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ヌクレオチドとDNA・染色体の構造および塩基の相補的な結合 ヌクレオチドとDNA・染色体の構造および塩基の相補的な結合について説明できること
2週 染色体と遺伝情報の分配および染色体構造の調節
染色体と遺伝情報の分配および染色体構造の調節について説明できること
3週 細胞周期の概要
DNAの複製
細胞周期の概要について説明できること
DNAの複製について説明できること
4週 DNAの修復 DNAの修復について説明できること
5週 DNAからRNAへの転写 DNAからRNAへの転写について説明できること
6週 RNAからタンパク質への翻訳I RNAからタンパク質への翻訳について説明できること
7週 RNAからタンパク質への翻訳II RNAからタンパク質への翻訳について説明できること
8週 中間試験
2ndQ
9週 RNAと生命の起源 RNAと生命の起源について説明できること
10週 遺伝子発現のあらましと細胞分化 遺伝子発現のあらましと細胞分化について説明できること
11週 転写のスイッチの働く仕組み 転写のスイッチの働く仕組みについて説明できること
12週 特定の細胞型をつくり出す機構
転写後の機構
特定の細胞型をつくり出す機構について説明できること
転写後の機構について説明できること
13週 遺伝子的変動の生成
生命の系統樹の再構築
遺伝子的変動の生成について説明できること
生命の系統樹の再構築について説明できること
14週 トランスポゾンとウイルス
ヒトゲノムの解読
トランスポゾンとウイルスについて説明できること
ヒトゲノムの解読について説明できること
15週 学年末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。4前1,前2
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。4前5,前6
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。4前1,前2
細胞周期について説明できる。4前3
分化について説明できる。4前10,前11,前12
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。4前13,前14
生物化学ヌクレオチドの構造を説明できる。4前1
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4前1
DNAの半保存的複製を説明できる。4前3,前4
RNAの種類と働きを列記できる。4前5,前9
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4前5,前7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000