概要:
2年後期から専門科目が始まるが,講義の方法は中学校までとは異なる。すなわち,高専に入ると「学生」であり,自ら学ぶ姿勢が必要とされる。しかし,急に受け身から能動的な姿勢に変えようと思っても,どうすればよいのか難しい。この授業では,今後専門の授業を受けるにあたって必要なスキルを習得することをサポートする。
授業の進め方・方法:
情報処理センタにて実施する。講義も行うが,演習を中心とする。
注意点:
成績は定期試験,授業中の活動による成果物,および課題(レポート)で評価する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、タイムマネジメント |
アカデミックスキルにはどのようなものがあるか説明できる。 1週間の計画を立てることができる
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2週 |
生きるスキル |
人生を意味あるものとして生きるためのスキルとは何か知る
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3週 |
ノートテイキング1 |
ノートテイキングの技術を知り、ノートを取れる
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4週 |
ノートテイキング2 |
ノートテイキングの技術を知り、ノートを取れる
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5週 |
リーディング1 |
リーディングの方法を知る
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6週 |
リーディング2 |
リーディングの内容を要約できる
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7週 |
インタネットを利用した情報の収集と整理
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インターネットを利用して、特許情報や化学文献を検索できる
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8週 |
中間テスト |
1から7週までの内容を確認する。
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4thQ |
9週 |
試験返却 アカデミック・ライティング1 |
試験の結果を確認し、修得できなていない事項について再度復習する。 レポートの書き方にそってレポートを書くことができる。
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10週 |
アカデミック・ライティング2 |
レポートの書き方にそってレポートを書くことができる。
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11週 |
アカデミック・ライティング3 |
レポートの書き方にそってレポートを書くことができる。
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12週 |
アカデミック・ライティング4 |
レポートの書き方にそってレポートを書くことができる。
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13週 |
プレゼンテーション1 |
プレゼンテーションの際の注意事項、プレゼンテーションの組み立て方を説明できる。
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14週 |
プレゼンテーション2 |
プレゼンテーションのための資料をPowerPointを使用して作成し、プレゼンを実施できる。
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15週 |
期末テスト |
9から14週についての内容を確認する。
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16週 |
テスト返却test |
試験の結果を確認し、修得できなていない事項について再度復習する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 2 | 後9,後10,後11,後12 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 2 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 2 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 2 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 2 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 2 | |