概要:
2年時の課題研究Ⅰにおいて修得した基本的な研究の遂行方法を基にして,化学や生物の専門分野に関する課題について,教員の指導を受けながらグループで自発的に研究を行う.研究の目的を設定し,研究計画をたて研究を進め,成果をまとめる一連の流れを通じて,問題解決能力を養う.また,研究はグループで行うためリーダーシップ力やチームワーク力についても修得する.
授業の進め方・方法:
コースの学生を数名ずつの班に分け,与えられたテーマについて各班で目的を設定して,研究を行う.文献調査等を行い,各自で得られた内容について班で議論し,最終的な成果をポスターまたはプロジェクターを使って発表し,レポートで報告する.研究課題は前半と後半で各1つずつ,合計2つ設定して,研究を行う.
成績は,発表,提出する報告書等を考慮して総合的に評価する.
注意点:
自主的に研究を進める意思を持ち,自発的に進めること.他人の意見もよく聞き,議論できること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 後2,後3,後9,後10 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 後2,後3,後9,後10 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 後2,後3,後9,後10 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 後2,後3,後9,後10 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 後6,後7,後8,後13,後14,後15 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 後6,後7,後8,後13,後14,後15 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 後6,後7,後8,後13,後14,後15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後6,後7,後8,後13,後14,後15 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 後2,後3 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 後2,後3,後9,後10 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 後4,後5,後11,後12 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 2 | 後2,後3,後9,後10 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 2 | 後2,後3,後9,後10 |