日本事情

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 日本事情
科目番号 0018 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(応用化学コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 担当教員による作成教材
担当教員 伊原 伸治

到達目標

1.日本の文化,風習,制度,生活について理解し,日本語で説明できる.
2.日本の社会,政治,経済の特徴と留学生母国との違いについて理解し,説明できる.
3.日本の産業の歴史や特徴,日本の企業,技術,研究について理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日々の生活が自立して行える程度の日本の文化,風習,制度,生活について正しい日本語を用いて正確に説明できる. 日々の生活が自立して行える程度の日本の文化,風習,制度,生活について日本語を用いて説明できる. 日々の生活が自立して行える程度の日本の文化,風習,制度,生活について説明する日本語が曖昧,また,説明そのものもできない.
評価項目2日本の社会,政治,経済の特徴と留学生母国との違いについて理解し,正しい語句を用いて詳細に説明できる. 日本の社会,政治,経済の特徴と留学生母国との違いについて理解し,説明できる.日本の社会,政治,経済の特徴と留学生母国との違いについて理解できない.説明できない.
評価項目3日本の産業の歴史や特徴,日本の企業,技術,研究についてについて理解し,正しい語句を用いて詳細に説明できる.日本の産業の歴史や特徴,日本の企業,技術,研究についてについて理解し,説明できる. 日本の産業の歴史や特徴,日本の企業,技術,研究について理解できない.説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本に留学した学生にとって,日本には出身国と異なる独特の風習や文化があり,これらについてその知識を得ることは,日本で生活し,学習し,技術を知る上で非常に重要である.本科目では,
1) 快適な校内や住居での日常生活を行うための日本の文化,風習,制度,生活の仕方,
2) 日本の学生や地域との交流を適切に行うための日本の社会,政治,経済の特徴と出身国との相違,
3) 日本における技術者としての基礎を形成するための産業の歴史や特徴,日本の企業,技術・研究動向について学ぶ.
また,これらの項目に関連する応用力を身に付ける.
授業の進め方・方法:
物質工学科または応用化学コース/環境生命コースの教員が授業計画に定められた内容について交代で講義を行い,教材としてはなるべく高専や大牟田地域の身近な話題を引用して郷土に馴染む工夫をおこないながら教員との交流も図り,日本の生活事情について留学生の理解を深める.
注意点:
「日本語」科目による日本語の理解と習得を行い,日本語での話しが理解でき,漢字・平仮名がある程度読め,日本語による口頭表現が可能であることが望ましい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 高専での生活
2週 日本の文化 食事・工芸(1) 日本の食・工芸文化について理解できる
3週 日本の文化 食事・工芸(2) 日本の食・工芸文化について説明できる
4週 日本の風習 礼儀・作法(1) 日本の礼儀・挨拶・立ち居振る舞いについて理解できる
5週 日本の風習 礼儀・作法(2) 日本の礼儀・挨拶・立ち居振る舞いについて説明できる
6週 日本の制度 手続き・教育制度(1) 学校や役所での諸手続き・日本の学校制度について理解できる
7週 日本の制度 手続き・教育制度(2) 学校や役所での諸手続き・日本の学校制度について説明できる
8週 レポート作成
2ndQ
9週 日本の社会 交通・地理(1) 交通機関と利用の仕方・有明高専の地理的特徴について理解できる
10週 日本の社会 交通・地理(2) 交通機関と利用の仕方・有明高専の地理的特徴について説明できる
11週 日本の政治 国会・地方(1) 日本の国会・地方行政について理解できる
12週 日本の政治 国会・地方(2) 日本の国会・地方行政について説明できる
13週 出身国との相違 制度・文化(1) 日本と出身国との制度・文化の相違を理解できる
14週 出身国との相違 制度・文化(2) 日本と出身国との制度・文化の相違を説明できる
15週 レポート作成
16週 解説
後期
3rdQ
1週 夏季休暇中の過ごし方に関するヒアリング 夏季休暇中の出来事を説明できる
2週 日本の経済 貨幣・買い物・銀行(1) 日本の貨幣・紙幣・買い物の仕方・銀行の使い方について理解できる
3週 日本の経済 貨幣・買い物・銀行(2) 日本の貨幣・紙幣・買い物の仕方・銀行の使い方について説明できる
4週 日本の産業 重工業・軽工業(1) 日本の重・軽工業について理解できる
5週 日本の産業 重工業・軽工業(2) 日本の重・軽工業について説明できる
6週 産業の歴史 遺産・労働(1) 大牟田の文化遺産・日本の労働事情について理解できる
7週 産業の歴史 遺産・労働(2) 大牟田の文化遺産・日本の労働事情について説明できる
8週 レポート作成
4thQ
9週 日本の企業 就職先・地場企業(1) 卒業生の就職事情・地場企業とその特長について理解できる
10週 日本の企業 就職先・地場企業(2) 卒業生の就職事情・地場企業とその特長について説明できる
11週 日本の科学技術(1) 日本の科学技術について理解できる
12週 日本の科学技術(2) 日本の科学技術について説明できる
13週 日本の化学研究・有明高専の科学研究(1) 日本の化学研究・有明高専の化学研究について理解できる
14週 日本の化学研究・有明高専の科学研究(2) 日本の化学研究・有明高専の化学研究について説明できる
15週 レポート作成
16週 解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000