到達目標
1.細胞とエネルギーについて理解している
2.遺伝子とそのはたらきについて理解している
3. 染色体の分配と遺伝子の多様な組み合わせを理解している
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | エネルギーと代謝について理解し,正確に説明できる. | エネルギーと代謝について概ね理解し説明できる. | エネルギーと代謝について理解していない. |
評価項目2 | 遺伝情報について理解し,正確に説明できる. | 遺伝情報について概ね理解し,説明できる. | 遺伝情報について理解していない. |
評価項目3 | 遺伝情報の複製・分配.タンパク質の発現について理解し,正確に説明できる. | 遺伝情報の複製・分配.タンパク質の発現について概ね理解し,説明できる. | 遺伝情報の複製・分配.タンパク質の発現について理解していない. |
評価項目4 | 顕微鏡の仕組み・取り扱いを正確に理解し,観察ができる. | 顕微鏡の仕組み・取り扱いを理解し,観察ができる. | 顕微鏡の仕組み・取り扱いを正確に理解せず,観察できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
これから環境・生命を学ぶ上で生物の基本的な性質の全体像をイメージできることは重要である.本科目は,詳細ではないが,コアカリキュラムにおける「エネルギーと代謝」,「遺伝情報」および「核酸」の全体像を大きく理解することを目的とする.基本的な事項であるので,しっかりと理解を深めて,それぞれの詳細を学ぶ高学年の専門科目に対する興味を養う.3.すべての人に健康と福祉を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさを守ろう
授業の進め方・方法:
教科書を中心とした授業形式で行う.適宜,質疑応答を取り入れて理解度を確認する.
注意点:
中学校で学んだ内容よりは難しく感じるかもしれません.また,理科基礎とは重複しない内容となります.生物には,新しい言葉がたくさん登場しますので,予習・復習をしっかりして理解を深めてください.授業時間だけでは,十分な演習ができません.各自で問題集を説くなど,自己学習を行って下さい.授業中にも質問をしますが,授業中にわからないことがあればすぐに質問をしてください.成績の評価は試験を100%とします。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,エネルギーと代謝 |
生命活動とエネルギーについて理解する
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2週 |
代謝と酵素
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代謝と酵素について理解する.
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3週 |
光合成と呼吸 光合成と呼吸によるエネルギーの流れ |
光合成と呼吸によるエネルギーの流れについて理解する
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4週 |
遺伝情報を担う物質であるDNAとその構造 |
DNAが遺伝情報担うことおよびその構造を理解する
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5週 |
染色体とDNAの遺伝情報 遺伝情報と遺伝子・ゲノム |
染色体とDNAの遺伝情報について理解する 遺伝情報・遺伝子・ゲノムの関係を理解する
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6週 |
DNAの遺伝情報と分配
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細胞分裂と遺伝情報の分配について理解する
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7週 |
RNAのはたらき タンパク質の合成 |
RNAのはたらきおよび転写について理解する
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
中間試験の返却と振り返り タンパク質の合成 |
試験の結果を確認し、修得できなていない事項について再度復習する。 翻訳について理解する
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10週 |
遺伝子の発現と細胞の分化 |
遺伝子の発現調節と細胞分化を理解する
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11週 |
顕微鏡の取り扱いと観察 |
顕微鏡の取り扱い方を理解する.
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12週 |
顕微鏡による観察 |
顕微鏡に観察を行う.
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13週 |
有性生殖と減数分裂 |
有性生殖と減数分裂を理解する.
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14週 |
遺伝子の多様な組み合わせと連鎖 |
遺伝子の多様な組み合わせによる生物の多様性について理解する.
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15週 |
学年末テスト |
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16週 |
テスト返却 |
試験の結果を確認し、修得できなていない事項について再度復習する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。 | 3 | 後1 |
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。 | 3 | 後2 |
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。 | 3 | 後3 |
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。 | 3 | 後4 |
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。 | 3 | 後7,後9 |
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。 | 3 | 後6 |
細胞周期について説明できる。 | 3 | 後6 |
分化について説明できる。 | 3 | 後2,後10 |
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。 | 3 | 後5 |
生物化学 | ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 3 | 後4 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 3 | 後4 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 3 | 後6 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 3 | 後7 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 3 | 後9 |
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。 | 3 | 後2 |
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。 | 3 | 後2 |
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。 | 3 | 後2 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 90 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 90 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |