機械工学基礎Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 機械工学基礎Ⅱ
科目番号 5L012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(環境生命コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 わかりやすい機械工学/松尾哲夫、野田敦彦、松野善之、日野満司、柴原秀樹/森北出版
担当教員 吉田 正道

到達目標

1. 機械工学基礎Ⅰで身に付けた知識を用いて、身近で具体的な機械工学分野の問題を解けること
2. 化学関連のものづくりに関する社会的現場(化学工場、化学分析室、化学研究所等)で使用される機器類への機械工学的なアプローチができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械工学基礎Ⅰで身に付けた知識を用いて、身近で具体的な機械工学分野の問題を応用分野にわたって解けること機械工学基礎Ⅰで身に付けた知識を用いて、身近で具体的な機械工学分野の基礎問題を解けること機械工学基礎Ⅰで身に付けた知識を用いて、身近で具体的な機械工学分野の問題が解けない
評価項目2化学関連のものづくりに関する社会的現場(化学工場、化学分析室、化学研究所等)で使用される機器類への機械工学的なアプローチ(設計まで含む)ができること。化学関連のものづくりに関する社会的現場(化学工場、化学分析室、化学研究所等)で使用される機器類への機械工学的なアプローチができること。化学関連のものづくりに関する社会的現場(化学工場、化学分析室、化学研究所等)で使用される機器類への機械工学的なアプローチができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学全般にわたる現実的な問題解決に関しては浅く広く市販のテキスト本を使用し、また、化学工場や実験室、研究所で必要と思われる機械知識についてはより実用的な資料を担当教員が準備編集して教材に使います。前者は機械工学的観察力をつけるため、後者は技術者、研究者として実際に役に立つ機械知識を身に着けるためです。
授業の進め方・方法:
講義と演習を適切な割合で組み合わせて進めます。
注意点:
前期に開講されている機械工学基礎Ⅰの知識の習得を前提としていますが、適宜、復習しながら現実的な基礎問題を一緒に解いて行きます。

<レポートの評価内容>
・機械工学各分野に関する身近で具体的な基礎問題の解答をレポートした内容を評価する
・化学分野に関連した機械装置に対する機械工学的なアプローチをレポートした内容を評価する

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 機械工学的アプローチによる問題解決
①材料関係(1)
②材料関係(2)
①金属材料に関する現実的な基礎問題が解ける
②非鉄金属材料に関する現実的な基礎問題が解ける                ③熱処理に関する現実的な基礎問題が解ける
2週 機械工学的アプローチによる問題解決
①材料力学関係(1)
②材料力学関係(2)
①材料力学の基礎に関する現実的な問題が解ける
②せん断・曲げ・たわみに関する現実的な基礎問題が解ける               
3週 機械工学的アプローチによる問題解決
①機械力学関係(1)
②機械力学関係(2)
①仕事とエネルギー・慣性モーメントに関する現実的な基礎問題が解ける
②回転機械・振動に関する現実的な基礎問題が解ける                
4週 機械工学的アプローチによる問題解決
①熱力学関係(1)
②熱力学関係(2)
①熱量と温度・基本法則に関する現実的な基礎問題が解ける
②気体の状態変化・サイクルに関する現実的な基礎問題が解ける 
5週 機械工学的アプローチによる問題解決
①流体力学関係(1)
②流体力学関係(2)
①静止流体に関する現実的な基礎問題が解ける
②流体の運動に関する現実的な基礎問題が解ける 
6週 機械工学的アプローチによる問題解決
①機械工作法関係(1)
機械工作法に関する現実的な基礎問題が解ける
7週 機械工学的アプローチによる問題解決
①機械設計法関係
機械設計法に関する基礎問題が解ける
8週 後期中間試験
4thQ
9週 化学装置(1)
タンク
①タンクの機能について説明できる。
②タンクの設計ついて説明でき,計算に使うことができる.
10週 化学装置(2)
圧力容器
①圧力容器について説明でき,計算に使える.
②圧力容器の強度について説明でき,計算に使える.
11週 化学装置(3)
ポンプ
①ポンプの原理と種類について説明できる.
②ポンプの流体力学的現象について説明できる.
12週 化学装置(4)
熱交換器
①熱交換器の性能について説明でき,計算に使うことができる.
②熱交換器の構造について計算できる。
13週 化学装置(5)
冷暖房装置
①カルノーサイクルについて理解できる。
②冷暖房装置について計算ができる。
14週 機械工学基礎のまとめ
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000