課題研究Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 課題研究Ⅱ
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(環境生命コース) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 配布プリント
担当教員 劉 丹,小林 正幸,出口 智昭,藤本 大輔

到達目標

1.専門に関連する課題に対して,内容を把握し,計画的に取り組むことができる.
2.資料収集やグループでの議論等を通して,課題解決に向けて論理や考察を展開できる.
3.課題研究の成果を,適切な方法によりまとめることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題内容を正しく理解し,適切な研究計画を立てて実施できる.課題内容を把握し,研究計画を立てて実施できる.課題内容を理解できず,研究計画を立てることができない.
評価項目2資料収集やグループでの議論等を通して論理や考察を展開し,結論を導くことができる.資料収集やグループでの議論等を通して論理や考察を展開することができる.資料収集やグループでの議論等を通して論理や考察を展開することができない.
評価項目3課題研究の取り組みや成果を,適切な方法により正確にまとめることができる.課題研究の取り組みや成果を,適切な方法によりまとめることができる.課題研究の取り組みや成果をまとめることができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2年時の課題研究Ⅰにおいて修得した基本的な研究の遂行方法を基にして,化学や生物の専門分野に関する課題について,教員の指導を受けながらグループで自発的に研究を行う.研究の目的を設定し,研究計画をたて研究を進め,成果をまとめる一連の流れを通じて,問題解決能力を養う.また,研究はグループで行うためリーダーシップ力やチームワーク力についても修得する.
授業の進め方・方法:
コースの学生を数名ずつの班に分け,与えられたテーマについて各班で目的を設定して,研究を行う.文献調査等を行い,各自で得られた内容について班で議論し,最終的な成果をポスターまたはプロジェクターを使って発表し,レポートで報告する.研究課題は前半と後半で各1つずつ,合計2つ設定して,研究を行う.
成績は,発表,提出する報告書等を考慮して総合的に評価する.
注意点:
自主的に研究を進める意思を持ち,自発的に進めること.他人の意見もよく聞き,議論できること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスの内容を理解し,本科目の概要が理解できること.
2週 研究課題①の設定 課題の内容を理解し,研究の目的を立てることができること.
3週 研究計画 研究の内容を理解して計画を立てることができること.
4週 研究活動 研究を実施できること.
5週 研究活動 研究を実施できること.
6週 発表会資料作成 研究成果をまとめ,発表用資料の作成ができること.
7週 成果発表会 研究成果をポスターまたはプロジェクターを用いて発表できること.
8週 レポート作成 研究成果をレポートにまとめることができること.
4thQ
9週 研究課題②の設定 課題の内容を理解し,研究の目的を立てることができること.
10週 研究計画 研究の内容を理解して計画を立てることができること.
11週 研究活動 研究を実施できること.
12週 研究活動 研究を実施できること.
13週 発表資料作成 研究成果をまとめ,発表用資料の作成ができること.
14週 発表会 研究成果をポスターまたはプロジェクターを用いて発表できること.
15週 レポート作成 研究成果をレポートにまとめることができること.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後2,後3,後9,後10
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後2,後3,後9,後10
合意形成のために会話を成立させることができる。3後2,後3,後9,後10
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後2,後3,後9,後10
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後4,後5,後11,後12
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後4,後5,後11,後12
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後4,後5,後11,後12
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後4,後5,後11,後12
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後4,後5,後11,後12
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後6,後7,後8,後13,後14,後15
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3後4,後5,後11,後12
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3後4,後5,後11,後12
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3後6,後7,後8,後13,後14,後15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3後6,後7,後8,後13,後14,後15
事実をもとに論理や考察を展開できる。3後4,後5,後11,後12
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3後6,後7,後8,後13,後14,後15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3後4,後5,後11,後12
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後4,後5,後11,後12
目標の実現に向けて計画ができる。3後2,後3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3後4,後5,後11,後12
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3後4,後5,後11,後12
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3後2,後3,後9,後10
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3後4,後5,後11,後12
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3後4,後5,後11,後12
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3後4,後5,後11,後12
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3後4,後5,後11,後12
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3後4,後5,後11,後12
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3後4,後5,後11,後12
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3後4,後5,後11,後12
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。2後2,後3,後9,後10
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。2後2,後3,後9,後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合030100600100
基礎的能力0000000
専門的能力030100600100
分野横断的能力0000000