到達目標
1.生体内で作用する有機化合物の構造、役割、応用を理解する。
2.生体内で機能する有機化合物の創出方法(発現方法、人工生体分子等の作成)を理解する。
3.人工生体分子の応用を理解する(遺伝子発現制御、進化分子工学等、医療応用)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生体内の有機化合物の構造、役割、応用を理解する。 | 生体内の有機化合物の構造、役割、応用を概ね理解する。 | 生体内の有機化合物の構造、役割、応用を理解していない。 |
評価項目2 | 生体内の有機化合物の創出方法を理解する。 | 生体内の有機化合物の創出方法を概ね理解する。 | 生体内の有機化合物の創出方法を理解しない。 |
評価項目3 | 人工生体分子の応用を理解する。 | 人工生体分子の応用を概ね理解する。 | 人工生体分子の応用を理解しない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生体反応は、連続した有機化学反応と捉える事ができる。本講義では分子レベルで生命機能を理解するために細胞中における人工分子の化学反応や相互作用を解説する。また生物有機化学の基礎的知見から今後発展するであろう方向性まで理解することを学習の到達目標とする。この科目では研究所で研究業務を担当していた教員がその経験を活かし、有機化学や生物有機化学の専門知識、そして最新の研究開発の手法等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書を指定するので購入するとともに、予習復習をしっかりすることが必要である。板書もするが、資料配布も行う。この科目は事前・事後学習としてレポート等を実施します。
注意点:
3年、4年前期で学んだ有機化学I,II、生物化学I, IIの理解が必要である。理解度が低い学生は、積極的に予習と復習に取り組んで理解度をあげること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス
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本科目の履修目的と概要を理解する。有機化学と生物化学を復習する。
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2週 |
代表的な官能基について学ぶ |
官能基の分類と各化合物の特性、反応について説明ができる。
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3週 |
生体内の有機物質であるタンパク質と遺伝子の化学 |
遺伝子からタンパク質への変換について説明できる。
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4週 |
有機物質の一次代謝産物 |
タンパク質生合成、翻訳後修飾、その利用が説明できる。
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5週 |
遺伝子の人工利用 |
遺伝子を利用するための手法が説明できる。
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6週 |
タンパク質の人工利用 |
タンパク質を利用するための手法が説明できる。
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7週 |
細胞内で機能する人工有機分子 |
人工生体分子の分類が説明できる
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
テスト返却と解説 |
中間テストの内容で理解不足であったところ(テストで明確化されたところ)の内容を正確に理解する
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10週 |
人工生有機体分子の利用方法 |
人工生体分子の利用方法が説明できる。
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11週 |
遺伝子発現の制御 |
遺伝子発現の人工的な制御方法を説明できる。
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12週 |
人工生体有機分子の医療応用1 |
標的分子に特異的に結合するプローブを説明できる。
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13週 |
人工生体有機分子の医療応用2 |
細胞プローブや分子プローブの利用方法を説明できる。
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14週 |
バイオマスとエネルギー |
バイオ燃料について説明できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テスト返却と解説 |
期末テストの範囲の内容で理解不足であったところ(テストで明確化されたところ)の内容を正確に理解する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。 | 4 | 後1 |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 4 | 後2 |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 4 | 後2 |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 4 | 後2 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |