概要:
国際感覚を備えた技術者となるためには、英語によるコミュニケーション 能力は必要不可欠なものである。 この科目おいてはコミュニケーション 能力の中の「読む」能力の養成に焦点が絞られている。低学年時に培った 英語力を対人コミュニケーションの場において使用するためには、より難 解な文章を速やかに読みこなすことができる英文読解能力が必要不可欠 である。今後ますます技術者が海外へ渡る機会が増えていく実情を考え ると、専門分野を問わず技術者にとって英語が欠かすことのできないもの となることを認識しなければならな い。 本授業では2つの目標を設定する。 第1の目標は、与えられた英文を速やかに理解すると同時に、自分にとっ て必要な情報を英文からスキャニ ングする能力を獲得することである。 リーディングをより速く行うためには、自分にとって必要な情報が何な のかを明確に意識した上で、情報を取捨選択しつつ英文を読み進める必要 がある。このような「英文を読む上でのスキル」をより深めることがこ の科目の主たる目標である。
第 2 の目標は、4 年次に校内で行われる TOEIC IP を受験するために必要 な語彙力の獲得、英文法理解を達成 し、400 点を越えるポイントを獲得 できるだけの英語運用能力を身につけることである。長文が多く出題され る TOEIC においてスピードリーディングおよびスキャニングは必要不可 欠な技能であるといえる。3 年生にふ さわしい語彙力を身につけつつ、こ れらの技能を向上させることが求められる。
授業の進め方・方法:
メインテキストの偶数レッスンを基に、英文読解中心の講義で進めていく。
注意点:
評価方法:各定期試験の成績 60%、レポート・ノート等の提出物や小テストの成績 40%の比率で評価
評価基準:60 点
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方や評価方法について理解できる。
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2週 |
Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? |
オリンピックの旗の意味について、英語で説明できる。
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3週 |
Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? |
パラグラフと話題文の構成を理解し、文の構成を理解して英文を読むことができる
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4週 |
Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? |
賛成・反対するときの英語表現を理解し、運用できる。
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5週 |
Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter |
初対面の人と会話をする際に「最初の4分」が重要であることについて学び、初対面の人と効果的な英語コミュニケーションができる。
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6週 |
Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter |
英文中のディスコースマーカーの働きについて理解し、運用することができる。
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7週 |
Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter |
経験を述べるときの英語表現を理解し、運用できる。
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8週 |
前期中間試験 |
授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
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2ndQ |
9週 |
Lesson 6 Where Does Halloween Come from? |
ハロウィーンの起源と歴史について学び、英語で説明できる。
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10週 |
Lesson 6 Where Does Halloween Come from? |
付帯状況を表す with を用いて、様々な状況を英語で説明できる。
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11週 |
Lesson 6 Where Does Halloween Come from? |
場面描写するときの英語表現を理解し、運用できる。
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12週 |
Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska |
写真家,松本紀生さんが写真家になるまでの道のりと現在の生活について学び、自身の将来像について英語で話すことができる。
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13週 |
Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska |
関係代名詞 what の使い方を理解し、主語や目的語として運用できる。
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14週 |
Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska |
自分の考えを述べるときの英語表現を理解し、運用できる。
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15週 |
前期末試験 |
授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
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16週 |
前期末試験返却 |
前期末試験を振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
夏課題試験返却 |
夏課題を振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
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2週 |
Lesson 10 Water and Living Things |
人が生きていくために必要な水と砂漠に住む動物たちの生態について、科学にまつわる英語を利用して話すことができる。
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3週 |
Lesson 10 Water and Living Things |
Not 以外の否定を表す形容詞・副詞を運用できる。
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4週 |
Lesson 10 Water and Living Things |
要約するときの英語表現を理解し、運用できる。
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5週 |
Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad |
奴隷のための地下鉄道とはどのようなものかと、女性指導者について英語で説明できる。
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6週 |
Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad |
関係代名詞の非制限用法の和訳をすることができる。
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7週 |
Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad |
歴史に関する説明をするときの英語表現を理解し、運用できる。
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8週 |
後期中間試験 |
授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
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4thQ |
9週 |
Lesson 14 Jose Mujica, the World's "Poorest" President Ever |
元ウルグアイ大統領という立場でありながら清貧を貫いたホセ大統領の生き方や考え方について知り,環境問題を解決するのに必要な考え方について、友人と英語で話し合うことができる。
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10週 |
Lesson 14 Jose Mujica, the World's "Poorest" President Ever |
強調構文の構造を理解し、和訳・英訳することができる。
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11週 |
Lesson 14 Jose Mujica, the World's "Poorest" President Ever |
抽象的な概念についての説明をするときの英語表現を理解し、運用できる。
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12週 |
Lesson 16 October Sky and the Rocket Boys |
アメリカ合衆国のある炭鉱の町の少年が,ソビエト連邦の世界初の人工衛星であるスプートニクの打ち上げの成功にどのような影響を受けたかについて,英語で友人と話し合うことができる。
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13週 |
Lesson 16 October Sky and the Rocket Boys |
英字新聞の構成について理解し、実際に情報を読み取ることができる。
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14週 |
Lesson 16 October Sky and the Rocket Boys |
映画などの物語について説明するときの英語表現を理解し、運用できる。
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15週 |
学年末試験 |
授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
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16週 |
学年末試験返却 |
前期末試験を振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | 後16 |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | 後16 |
英語運用能力の基礎固め | 平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | 後16 |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 2 | 前16 |
英語運用能力向上のための学習 | 英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 2 | 後12 |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 2 | 後11 |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 2 | 後11 |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 2 | 後11 |