エネルギー工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 エネルギー工学実験Ⅱ
科目番号 0040 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(エネルギーコース) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 授業中に配布するテキスト
担当教員 髙松 竜二,河野 晋

到達目標

1.班員と協力し,計画的に実験を遂行することができる。
2.専門科目で学んだ知識を理解し,実践・活用することができる。
3.実験した内容および結果を報告書にまとめ,期限までに提出することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1積極的に班員と協力し,計画的に実験を遂行することができる。班員と協力し,計画的に実験を遂行することができる。班員と協力し,計画的に実験を遂行することができない。
評価項目2専門科目で学んだ知識を理解し,積極的に実践・活用することができる。専門科目で学んだ知識を理解し,実践・活用することができる。専門科目で学んだ知識を理解し,実践・活用することができない。
評価項目3実験した内容および結果を論理的な日本語で報告書にまとめ,期限までに提出することができる。実験した内容および結果を報告書にまとめ,期限までに提出することができる。実験した内容および結果を報告書にまとめ,期限までに提出することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では専門科目で学んだ知識をもとに実験を行うことで,専門的知識の理解および計測技術を習得するとともに,実験を通して,計画性や実行力を養う。また,実験後の報告書作成を通して,事象の本質を簡潔かつ十分に他人に伝える能力を養う。
授業の進め方・方法:
クラスを3~5名による班に編制し,班ごとに全項目を1週で1項目ずつ行い,毎回実験終了後,1週間以内にレポートを提出する。
注意点:
評価方法:レポートおよび実験中の態度により評価する。ただし,1通でも未提出のレポートがあった場合には,30点未満とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,安全指導 配布された実験テキストの確認,ならびに学習内容や注意事項,成績の評価方法について理解できる。
実験実習中における注意事項を理解できる。
2週 実験に関する講義(1) 実験を行う上で,必要な基礎知識を習得する。
3週 実験に関する講義(2) 実験を行う上で,必要な基礎知識を習得する。
4週 トランジスタの特性 トランジスタの静特性について理解し,測定することができる。
5週 hパラメータの測定 hパラメータについて理解し,測定することができる。
6週 トランジスタ増幅回路 トランジスタ増幅回路について理解し,測定することができる。
7週 負帰還増幅回路 負帰還増幅回路について理解し,測定することができる。
8週 回路シミュレータ 回路シミュレータについて理解し,操作することができる。
2ndQ
9週 レポート指導(1) 提出したレポートの確認を行い,今後のレポート作成に活かすことができる。
10週 フォトカプラ フォトカプラについて理解し,測定することができる。
11週 オペアンプの特性 オペアンプについて理解し,測定することができる。
12週 微分・積分回路 微分・積分回路について理解し,測定することができる。
13週 発振回路 発振回路について理解し,測定することができる。
14週 論理回路 論理回路について理解し,測定することができる。
15週 レポート指導(2) 提出したレポートの確認を行い,今後のレポート作成に活かすことができる。
16週
後期
3rdQ
1週 工場見学 企業の工場や研究所における製造現場や研究活動を見学し,卒業後の進路決定や社会人として必要な知識を習得する。
2週 実験に関する講義(3) 実験を行う上で,必要な基礎知識を習得する。
3週 実験に関する講義(4) 実験を行う上で,必要な基礎知識を習得する。
4週 単相変圧器の特性試験 単相変圧器の特性を理解し,測定できる。
5週 単相三線式結線の特性試験 単相三線式結線の特性を理解し,測定できる。
6週 返還負荷法による変圧器負荷試験 返還負荷法による変圧器負荷試験について理解し,測定できる。
7週 単相変圧器による三相接続 単相変圧器による三相接続について理解し,接続できる。
8週 過電流継電器の特性試験 過電流継電器の特性について理解し,測定できる。
4thQ
9週 レポート指導(3) 提出したレポートの確認を行い,今後のレポート作成に活かすことができる。
10週 三相誘導電動機の特性試験 三相誘導電動機の特性について理解し,測定できる。
11週 巻線型三相誘導電動機のトルク特性 巻線型三相誘導電動機のトルク特性について理解し,測定できる。
12週 三相同期電動機の特性試験 三相同期電動機の特性について理解し,測定できる。
13週 三相交流発電機の特性試験 三相交流発電機の特性について理解し,測定できる。
14週 負荷の力率改善 負荷の力率改善について理解し,測定できる。
15週 レポート指導(4) 提出したレポートの確認を行い,今後のレポート作成に活かすことができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。4前6,前7,前11,前14
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。4前4,前5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000