概要:
担当教員が開設する課題研究テーマを班に分かれて取り組み、研究活動を実践する。学生は研究テーマにおいて、研究の進め方やまとめ方等の研究手法および態度を身に付ける。
(SDG's:No.4 質の高い教育をみんなに、No.9 産業と技術革新の基盤をつくろう、NO.12 つくる責任 つかう責任)
この科目は公的研究機関において企業と共同して装置開発を担当していた教員が、その経験を活かしグループにアイデアの出し方などを指導する演習形式の授業である。
本科目は「アントレプレナーシップ教育科目群」に該当する。
授業の進め方・方法:
授業の進め方や内容等は各課題研究テーマにおいて決定する。成績は授業の参加状況や取り組み状況、提出する報告書および成果物等を考慮し、総合的に評価して合否で判定する。
注意点:
自主的に調査、研究、実験、製作等に取り組むという積極的な姿勢を持つこと。
前半:「発表」20%は複数教職員評価平均10%と学生評価平均10%、「相互評価」10%は同じグループの学生による取組貢献度平均評価10%、「ポートフォリオ」60%はレポート課題60%、「その他」10%は記録会の班ごとの成績10%の点数で評価する。
後半:「発表」20%は複数教職員評価を平均し採点をおこなう。採点項目は「説明はわかりやすいか」「発表資料は見やすいか」「どんな場面でどんな人が使用するかイメージ出来るか」「新商品は魅力的か」「質問への回答は適切か」の5項目で評価を行う。「相互評価」10%は同じグループの学生による取組貢献度平均評価10%、「ポートフォリオ」60%はレポート課題60%、「その他」10%はグループで作成した模型10%の点数で評価する。
合格の基準は前半と後半の成績の平均が60点以上を合格とする。
発表、相互評価、ポートフォリオ、その他の評価の観点は前半パート、後半パートの初回に説明する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
課題研究Ⅱの概要 |
課題研究Ⅱの取り組み内容と成果のまとめ方などを理解できる。
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2週 |
金属コマ製作の検討・設計 |
各班で話し合い、金属コマ製作の課題をメカニクスコースにおけるものづくりの観点から理解できる。
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3週 |
金属コマ製作の検討・設計・製作 |
各班で話し合い、金属ゴマ製作の課題をメカニクスコースにおけるものづくりの観点から理解できる。
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4週 |
金属コマ製作の検討・設計・製作 |
各班で話し合い、金属ゴマ製作の課題をメカニクスコースにおけるものづくりの観点から理解できる。
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5週 |
金属コマ製作の検討・設計・製作 |
各班で話し合い、金属ゴマ製作の課題をメカニクスコースにおけるものづくりの観点から理解できる。
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6週 |
金属コマ製作の検討・設計・製作 |
各班で話し合い、金属ゴマ製作の課題をメカニクスコースにおけるものづくりの観点から理解できる。
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7週 |
金属コマ回し記録会およびポスター発表準備 |
各班で話し合い、金属ゴマ製作の課題をメカニクスコースにおけるものづくりの観点から理解できる。また、実際に金属コマ回しの記録を測定する。
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8週 |
ポスター発表会 |
各班で金属ゴマ製作の取り組み内容をまとめ、説明できる。
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4thQ |
9週 |
新商品開発プロセスに関するガイダンス・新商品のコンセプト設計 |
新商品開発プロセスを聞いて、オリジナルの新商品の元になる商品、ターゲットとなる消費者、解決する課題を設定し説明する事できる。
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10週 |
新商品のコンセプト設計 |
オリジナルの新商品に導入する新技術を調査し、ライバルになる商品、ライバルになる商品に対する強みを説明できる。
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11週 |
デザイン・発表資料作成 |
グループで選定した新商品の魅力的なデザインを考える。口頭発表用の資料を作成する事ができる。
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12週 |
デザイン・発表資料作成 |
グループで選定した新商品の魅力的なデザインを考える。口頭発表用の資料を作成する事ができる。
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13週 |
デザイン・発表資料作成 |
グループで選定した新商品の魅力的なデザインを考える。口頭発表用の資料を作成する事ができる。
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14週 |
口頭発表会 |
グループ内で選定した新商品の魅力をプレゼンでアピールする事ができる。
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15週 |
新商品アイデア作成 |
グループ活動を通して得た商品開発プロセスを通して、各自で新商品のアイデアを考える。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後9,後10 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 後2,後3,後4,後7,後9,後10 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後9,後10,後11,後12,後13 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後2,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後8,後11,後12,後13,後15 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | 後6,後7,後11,後12,後13,後14 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 後1,後2,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 後6,後7,後11,後12,後13 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 後1,後2,後9,後10,後11,後12,後13 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 後1,後2,後11,後12,後13 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 後6,後7,後15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後15 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後6,後7,後14,後15 |