専門創造演習

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 専門創造演習
科目番号 3M002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(メカニクスコース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 Professional Engineer Library 工業力学 監修: PEL編集委員会
担当教員 坪根 弘明

到達目標

1.専門的な用語や現象を英語表記も含めて理解して,説明することができる.
2.静力学の現象を理解して,機械工学における問題に適用することができる.
3.動力学の現象を理解して,機械工学における問題に適用することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門的な用語の英語表記を理解し,用語を的確に説明できる.専門的な用語の英語表記ができ,独自の理解で用語を説明できる.専門的な用語の英語表記ができず,用語を説明できない.
評価項目2静力学の現象を理解し,機械工学の分野に応用できる.基本的な静力学の現象を理解し,与えられた現象に適用できる.基本的な静力学の現象を理解できず,与えられた問題に使うことができない.
評価項目3動力学の現象を理解し,機械工学の分野に応用できる.基本的な動力学の現象を理解し,与えられた現象に適用できる.基本的な動力学の現象を理解できず,与えられた問題に使うことができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
物理学にて学習した力学について,機械工学で多く取り扱う代表的な力学の問題について,機械の知識や専門用語を学びながら適用手法を学習する.
授業の進め方・方法:
座学と演習
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと基礎説明 講義の概要と基礎内容を理解できる.
2週 力とベクトル 力の表示および合成と分解を理解できる.
3週 力のモーメント モーメントの定義と使い方を理解できる.
4週 力のつりあい 力とモーメントのつりあいを理解できる.
5週 剛体に働く力の合成 剛体に働く力の合成や偶力を理解できる.
6週 剛体に働く力のつりあい 計算と図式によるつりあいを理解できる.
7週 トラス 各種トラスの解法を理解できる.
8週 中間試験 1-7週の授業内容について、中間試験を受けて、授業内容の理解度を確認する.
2ndQ
9週 重心 平面図形の重心を理解できる.
10週 重心 立体の重心,物体の安定を理解できる.
11週 慣性モーメント 慣性モーメントについて理解できる.
12週 慣性モーメント 様々な慣性モーメントの計算手法が理解できる.
13週 摩擦 静止摩擦について理解できる.
14週 摩擦 動摩擦について理解できる.
15週 期末試験 9-14週の授業内容について、期末試験を受けて、授業内容の理解度を確認する.
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3前2
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。3前2,前7
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。3前4,前7
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3前3,前7
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。3前5
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。3前6
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。3前5,前9,前10
速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。3前13
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。3前14
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。3前15
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。3前15
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。3前15
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。3前15
仕事の意味を理解し、計算できる。3前15
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。3前15
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。3前15
動力の意味を理解し、計算できる。3前15
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。3前11,前12
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。3前11,前12

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000