情報福祉工学

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 情報福祉工学
科目番号 5M002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(メカニクスコース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「メカ屋のための脳科学入門 - 脳をリバースエンジニアリングする -」高橋宏和 / 日刊工業新聞社
担当教員 松野 哲也

到達目標

1.神経細胞の構造と機能を説明できる.
2.脳・神経系が運動を生み出す機構を説明できる.
3.脳が外界の情報を認識する機構を説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1神経細胞の構造と機能を詳しく説明できる.神経細胞の構造と機能を説明できる.神経細胞の構造や機能を説明できない.
評価項目2脳・神経系が運動を生み出す機構を詳しく説明できる.脳・神経系が運動を生み出す機構を説明できる.脳・神経系が運動を生み出す機構を説明できない.
評価項目3脳が外界の情報を認識する機構を詳しく説明できる.脳が外界の情報を認識する機構を説明できる.脳が外界の情報を認識する機構を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 B-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報工学を福祉工学において活用する場面の多くでは人間の脳の機能を知っておく必要がある.そこで,ここでは主に人間の脳の機能に関する基礎知識を学ぶ.
授業の進め方・方法:
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 エンジニアのための脳科学 脳における構造と機能の関係を説明できる.
2週 神経細胞とネットワーク 神経細胞の構造の概略を説明できる.
3週 神経信号 神経細胞が電気信号で情報を伝える仕組みを説明できる.
4週 神経細胞の情報処理メカニズム イオンチャネルの機能を説明できる.
5週 筋肉と骨格 生物の運動を作り出す仕組みとしての筋肉の仕組みを説明できる.
6週 筋肉の制御回路 運動ニューロンが筋肉を制御する仕組みを説明できる.
7週 運動パターン生成器 運動パターン生成器としての脊髄の機能を説明できる.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 大脳皮質の運動関連領域 運動系の神経回路の仕組みを説明できる.
10週 小脳 小脳の機能を説明できる.
11週 おばあさん細胞仮説 脳の階層性について説明できる.
12週 神経細胞の情報処理メカニズムと分散表現 脳の情報処理原理としての分散表現について説明できる.
13週 脳による学習メカニズム 脳の可塑性と機能局在について説明できる.
14週 自己組織化マップと深層学習による情報表現 自己組織化マップの形成メカニズムを説明できる.
15週 脳のリバースエンジニアリング 脳のリバースエンジニアリングとは何かを説明できる.
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力00001000100