生産システム工学

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 生産システム工学
科目番号 5M020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(メカニクスコース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 岩田一明,中沢弘,機械系大学講義シリーズ28 生産工学,コロナ社
担当教員 堀田 源治,南 明宏

到達目標

到達目標
1.製品の製造に関して工程計画,機械設備計画を理解し,説明できる.
2.製品の利益に関して原価管理,工程改善,機械設備改善を理解し,説明できる.
3.製品の品質に関して品質管理,信頼性,保全性,安全性を理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工場における商業製品の製造に関して工程計画,機械設備計画を理解し,正しい語句を用いて詳細に説明できる.工場における商業製品の製造に関して工程計画,機械設備計画を理解し,説明できる.工場における商業製品の製造に関して工程計画,機械設備計画を理解していない.説明もできない.
評価項目2工場における商業製品の利益に関して原価管理,工程改善,機械設備改善を理解し,正しい語句を用いて詳細に説明できる.工場における商業製品の利益に関して原価管理,工程改善,機械設備改善を理解し,説明できる.工場における商業製品の利益に関し原価管理,て工程改善,機械設備改善を理解していない.説明もできない.
評価項目3工場における商業製品の品質に関して品質管理,信頼性,保全性,安全性を理解し,正しい語句を用いて詳細に説明できる.工場における商業製品の品質に関して品質管理,信頼性,保全性,安全性を理解し,説明できる.工場における商業製品の品質に関して品質管理,信頼性,保全性,安全性を理解していない.,説明もできない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生産活動は,価値の創造,価値の維持,価値の伝承のサイクルで行われ,企業は存続が可能となる.経済社会の中で製造業の最も基本的な使命は利益あるものづくりであり,そのためには4年次までに学習した機械工学に加えて工場計画,生産計画,経営工学,品質工学,保全,安全工学の基礎を学ぶ. この科目は企業で自動化機械の設計を担当していた教員が、その経験を活かし、最新の生産システム等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
授業時間の前半は講義を行い,後半は演習を行う.演習は個人またはグループ単位で行う.演習問題は前半の講義内容について体験し,自ら考えてもらうもので教材の使用もある.
注意点:
機械工学の専門科目の知識に加えて社会学,経済学の知識を有することが望ましい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生産工学概要 生産工学概要について理解できる
2週 製品分析と製造工程計画 製品を最小単位の構成材料に分解することで作り方の種類と方法が分かることを理解し,製品の分解と各材料の製造方法を図示できる
3週 製造工程の機械化 製造方法の機械化を理解し,機械設備のアイデアに関して図示ができる
4週 製造工程のライン化 単能機械を組合せて製造工程をライン化することでより複雑な生産ができることを理解し,説明できる。
5週 統合生産システム 統合生産システムについて理解し,説明できる。
6週 トヨタ生産方式と改善 トヨタ生産方式と改善ついて理解できる
7週 機械設備の改善 機械設備の改善を理解し,機械設備改善のアイデアに関して図示ができる
8週 後期中間試験 1週~7週までの内容が試験範囲
4thQ
9週 工程の改善 食品製造を例にして作業工程の改善を理解し,工程改善のアイデアに関して図示ができる
10週 動線の改善 AGVを例にして動線の改善を理解し,工程改善のアイデアに関して図示ができる
11週 原価管理 原価管理を理解し,損益計算ができる.
12週 生産管理 生産管理全般について理解し,サイクルタイムの計算ができる.
13週 信頼性管理 信頼性を理解し,信頼度の計算ができる
14週 設備管理 設備保全と保全技能について理解し,保全度の計算ができる。
15週 期末試験 9週~14週までの内容が試験範囲
16週 テスト返却と授業内容の総括 半年間の授業を振り返る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000