概要:
電気電子工学の基礎となる電気諸量の測定方法を習得する.本科目は,3年生以上で取り組む実験や,専門科目修得のために必要な基礎知識を習得する場として位置づけられる.また,実験報告書の正しい作成方法についても学ぶ.
本科目は,SDGsの17の目標のうち「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」に関連している.
授業の進め方・方法:
電気電子工学基礎と連続で授業を実施する.実験を主体として授業を進める.電気回路の基礎事項についても学ぶ.
注意点:
実験報告書の提出が期限を過ぎた場合は,その実験報告書の点数は0点となる.また,実験報告書が未提出の場合には,総合評価が未履修点となるので注意すること.成績は「抵抗器の取り扱い」,「テスターの製作」のレポート内容により評価する.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
説明(授業全般,安全教育,実験の説明,実験報告書の書き方について) |
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2週 |
直流電圧・電流の測定/抵抗器の取扱い |
電圧計,電流計を使用し,直流電圧・電流の測定ができる./ 抵抗器を使用し,電圧と電流の関係を理解する.
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3週 |
実験報告書の作成指導
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正しい実験報告書の作成法を習得する.
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4週 |
抵抗器の取扱い/直流電圧・電流の測定
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抵抗器を使用し,電圧と電流の関係を理解する./ 電圧計,電流計を使用し,直流電圧・電流の測定ができる
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5週 |
実験報告書の作成指導と次回から取り組む実験の説明 |
正しい実験報告書の作成法を習得する.次週から取り組む実験について理解する.
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6週 |
オームの法則 |
実験を通してオームの法則を理解する.簡単な直流回路を組むことができる.
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7週 |
実験報告書の作成指導と次回から取り組む実験の説明1 |
正しい実験報告書の作成法を習得する.次週から取り組む実験について理解する.
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8週 |
次回から取り組む実験の説明2 |
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4thQ |
9週 |
テスターの製作1/電気回路基礎演習1 |
はんだごて,工具を正しく使用するための知識を習得する.練習用基板上に正しいはんだ付けができる./ 直流回路の基礎事項について理解する.
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10週 |
テスターの製作2/電気回路基礎演習2 |
回路素子を正しく配置し,はんだ付けを行う.作製したテスターの基本動作が正常であることを確認する./ 直流回路の基礎事項について理解する.
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11週 |
テスターの製作3/電気回路基礎演習3 |
様々な値の電流,電圧および抵抗値を測定し,テスターの正常動作を確認する.(テスターの校正)/ 直流回路の基礎事項について理解する.
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12週 |
電気回路基礎演習1/テスターの製作1 |
直流回路の基礎事項について理解する./ はんだごて,工具を正しく使用するための知識を習得する.練習用基板上に正しいはんだ付けができる.
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13週 |
電気回路基礎演習2/テスターの製作2 |
直流回路の基礎事項について理解する. / 回路素子を正しく配置し,はんだ付けを行う.作製したテスターの基本動作が正常であることを確認する.
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14週 |
電気回路基礎演習3/テスターの製作3 |
直流回路の基礎事項について理解する./ 様々な値の電流,電圧および抵抗値を測定し,テスターの正常動作を確認する.(テスターの校正)
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15週 |
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16週 |
電気回路基礎演習4 |
3年生で学ぶ「電気回路1」に向けた基礎演習を行う.
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 2 | 後4,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16 |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 2 | 後4,後6,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16 |
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | 後11,後14,後16 |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | 後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16 |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | 後2,後4,後6,後10,後11,後13,後14,後16 |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |