英語コミュニケーションB

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語コミュニケーションB
科目番号 3Z007-5 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 授業プリント 高校英語 Harmony(いいずな書店)  Date Base 3000 3rd Edition(桐原書店) ALC Net Academy NEXT(㈱アルク)
担当教員 山崎 英司,村端 啓介

到達目標

到達目標
1.情報や考えなどについて,英語で話し合ったり意見の交換をしたりすることができる。 情報や考えなどについて理解し,英語で簡潔に書くことができる。
2.英語を聞いて,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができる。 英語を読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点を捉えたりすることができる。
3.英語の仕組み,使われている言葉の意味や働きなどを理解しているとともに,言語の背景にある文化を理解している。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報や考えなどについ て,英語で話し合ったり 意見の交換をしたりす ることができる。 情報や考えなどについ て理解し,英語で書いた り説明したりできる。情報や考えなどに ついて,英語で話し 合ったり意見の交 換をしたりするこ とができる。情報や 考えなどについて 日本語を交えつつ 英語で説明できる。情報や考えなどにつ いて,英語で話し合っ たり意見の交換をし たりすることができ ない。 情報や考えなどにつ いて説明できない。
評価項目2英語を聞いて,情報や考 えなどを理解したり,概 要や要点を捉えたりす ることができる。 英語を読んで,情報や考 えなどを説明したり,概要や要点を捉えたりす ることができる。英語を聞いて,情報 や考えなどを理解 したり,概要や要点 を捉えたりするこ とができる。 英語を読んで,情報や考えなどを説明 できる。英語を聞いて,情報や 考えなどを理解した り,概要や要点を捉え たりすることができ ない。 英語を読んで,情報や考えなどを説明でき ない。
評価項目3英語の仕組み,使われて いる言葉の意味や働き などを把握するととも に,言語の背景にある文 化を説明できる。英語の仕組み,使わ れている言葉の意 味や働きなどを説 明できる。英語の仕組み,使われ ている言葉の意味や 働きなどを説明でき ない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義はTOEIC L&Rテスト受験への橋渡し的な役割を果たすTOEIC Bridgeテストにおいて高いスコアを獲得し、4年次のTOEIC L&Rテスト受験に必須である英単語語彙の増強と高校英語までの英文法の総復習を行うことを目的とした習熟度別授業である。国際感覚を備えた技術者となるためには、英語によるコミュニケーション 能力は必要不可欠なものである。そしてその能力は現在ではTOEICスコアにより計測されることが極めて多い。 有明高専においてはこのTOEICスコアにおけるReadingパートの低スコア問題を抱えている学生が極めて多い。そこでこの科目おいては習熟度別授業および、学期中の配属グループの入れ替えを行うことによって、学生の現時点での実力に見合ったレベルでの授業を行う。同じレベルの少人数クラスによる授業を実施することで、学生同士のコミュニケーションも活性化し、グループの入れ替えにより緊張感を持った授業を行うことができると考えている。
授業の進め方・方法:
各授業コマを「英単語パート」「文法パート」「リスニングパート」に分割し、異なる2つの少人数グループにクラスを分けて、英単語語彙力アップと文法問題の理解を目的とした反復練習を行う。文法パートについては自身が選んだ盛会についてその理由を発表させたり評価する機会も設ける。
注意点:
評価方法: 各中間試験の成績や課題試験、期末試験時に行うTOEIC Bridgeテストの成績60%、授業中の課題や提出物の完成度や小テストへの取り組み 40%の比率で評価。なおTOEIC Bridgeテストや中間試験は実力テストのため、適切に加工したスコアを成績として用いる。課題試験・中間試験・期末試験は全て同じウェイトで扱うものとする。
評価基準: 60点

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
単語パート
・授業の概要について理解し、移動教室と自分の所属グループ、学習のルーティンを理解できる。
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙
2週 各グループごとの教室での学習
単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(品詞の区別)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(品詞の区別)
3週 各グループごとの教室での学習
単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(動詞)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(動詞)
4週 各グループごとの教室での学習
単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(助動詞)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(助動詞)
5週 各グループごとの教室での学習
単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(動名詞)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(動名詞)
6週 各グループごとの教室での学習
単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(不定詞の各用法)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(不定詞の各用法)
7週 各グループごとの教室での学習
単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(分詞の各用法)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(分詞の各用法)
8週 前期中間試験 授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
2ndQ
9週 試験返却
新たなグループ分け
単語パート
・前期中間試験を振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙
10週 単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(比較表現)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(比較表現)
11週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(関係代名詞)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(関係代名詞)
12週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(関係副詞・前置詞を伴う関係代名詞)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(関係副詞・前置詞を伴う関係代名詞)
13週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(前置詞)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(前置詞)
14週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(接続詞・ディスコースマーカー)
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙・リスニング問題(初級)・文法項目(接続詞・ディスコースマーカー)
15週 TOEIC Bridge Test (1回目) 授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
16週 TOEIC Bridge Test 返却
単語パート
・TOEIC Bridge TESTを振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv2の語彙
  Bグループ:単語帳Lv1の語彙
後期
3rdQ
1週 夏課題試験返却
新たなグループ分け
単語パート
・夏課題試験を振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙
2週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(5文型と各語の役割)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(5文型と各語の役割)
3週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(時制)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(時制)
4週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(受動態)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(受動態)
5週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(使役表現)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(使役表現)
6週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(知覚動詞)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(知覚動詞)
7週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(仮定法)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(仮定法)
8週 後期中間試験 ・授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
4thQ
9週 試験返却
新たなグループ分け
単語パート
・後期中間試験を振り返って、定着していない英単語・熟語・文法事項について復習し、知識の定着を図ることができる。
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙
10週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(口語表現)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(口語表現)
11週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(熟語)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(熟語)
12週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(接頭辞・接尾辞からの単語の意味の推測)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(接頭辞・接尾辞からの単語の意味の推測)
13週 TOEIC Bridge Test(2回目)
・授業で学んだ知識を利用して、学習した内容を振り返りながら試験に取り組むことができる。
14週 単語パート・文法パート・リスニングパート
・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(複合関係詞・譲歩表現)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(複合関係詞・譲歩表現)
15週 単語パート・文法パート・リスニングパート ・以下の指定されたグループごとの学習内容を理解できること。
  Aグループ:単語帳Lv3の語彙・リスニング問題(上級)・文法項目(強調構文・倒置表現)
  Bグループ:単語帳Lv2の語彙・リスニング問題(中級)・文法項目(強調構文・倒置表現)
16週 TOEIC Bridge Test 返却
TOEIC L&R Test についての解説
・これまでのTOEIC Bridge Test の自分の受験スコアの推移を把握できる。
・来年度のTOEIC L&R Test の特徴とBridge Testとの違いを理解し、TOEIC L&R Test受験に向けて準備できるようになる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3後16
英語運用能力の基礎固め平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2前16
英語運用能力向上のための学習英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2後12
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2後11
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。2後11
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。2後11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000