情報システム演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 情報システム演習Ⅱ
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 インターネット社会を生きるための情報倫理/実教出版
担当教員 菅沼 明,嘉藤 学,野口 卓朗

到達目標

コンピュータ演習を通してコンピュータ応用技術を身に付け、また情報倫理についての知識を身に付ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータ演習を通して的確なコンピュータ応用技術を身に付けている。コンピュータ演習を通してコンピュータ応用技術を身に付けている。コンピュータ演習を通してコンピュータ応用技術を身に付けることができていない。
評価項目2情報倫理についての知識を正確に身に付け、適切なセキュリティの対応を取ることができる。情報倫理についての知識を身に付け、セキュリティの対策を取ることができる。情報倫理についての知識を身に付けることができてなく、セキュリティの対策を取ることができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 本授業の目的は、コンピュータを用いた演習を通してコンピュータ応用技術を身につけること、ならびに情報倫理を身に付けることである。
 本授業の授業目標は以下の4つである。
 第1の授業目標は、プログラミングの実践的な力を付けることである。プログラミングⅡにおいて与えたプログラミング演習課題に取り組む。
 第2は、オペレーティングシステムUNIXに関する知識を増やすことである。電子情報工学演習で学習したUNIXに関する内容の復習ならびに新しい内容を取り上げ,とくに、ジョブとプロセス、ジョブとプロセスに関するUNIXコマンドの使い方を理解する。
 第3は、ワールドワイドウェブ(WWW:World Wide Web)のページを作成し公開することである。WWWはインターネット上の情報公開および情報探索のためのシステムである。ここではHTML(Hyper Text Markup Language)言語をもちいてウェブページを作成することを課題として与える。HTMLのソースファイルの書き方、各種タグ、画像の取り込み方、リンクの記述方法について理解する。
 第4は、情報倫理について理解を深めることである。現在の情報社会のなかで、とくに留意すべきこと(例えばプライバシー、知的所有権、情報セキュリティ等)について知識を深めること。
授業の進め方・方法:
○プログラミング演習、Webページ作成は演習室でPCを使用して実施する。
○UNIXと情報倫理に関しては、解説を行った後に小テストを実施する。
○プログラミングⅡにおいて年間で30問程度のプログラミング課題を出す予定であるが、連続して開講される本科目において各自、課題に取り組む。
注意点:
情報システム演習Ⅰで学習したUNIXについて発展的内容を学習する。情報システム演習Ⅰで学習したプログラミングの発展的内容を学習する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、UNIX演習 UNIXの基本コマンドを使うことができる
2週 UNIX演習・プログラミング演習 UNIXの基本コマンドを使うことができる
プログラミング演習課題を解くことができる
3週 UNIX演習・プログラミング演習 UNIXの基本コマンドを使うことができる
プログラミング演習課題を解くことができる
4週 UNIX演習・プログラミング演習 UNIXの基本コマンドを使うことができる
プログラミング演習課題を解くことができる
5週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
6週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
7週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
8週 Webページ作成 Webページを作成できる
2ndQ
9週 Webページ作成 Webページを作成できる
10週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
11週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
12週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
13週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
14週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
15週 Webページ作成 Webページを作成できる
16週
後期
3rdQ
1週 情報倫理・プログラミング演習 情報と情報社会、個人情報と知的財産について理解できる
プログラミング演習課題を解くことができる
2週 情報倫理・プログラミング演習 ネットワークにおけるコミュニケーションとマナーについて理解できる
プログラミング演習課題を解くことができる
3週 情報倫理・プログラミング演習 情報社会における生活について理解できる
プログラミング演習課題を解くことができる
4週 情報倫理・プログラミング演習 情報セキュリティとネット被害について理解する
プログラミング演習課題を解くことができる
5週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
6週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
7週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
8週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
4thQ
9週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
10週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
11週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
12週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
13週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
14週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
15週 プログラミング演習 プログラミング演習課題を解くことができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4
変数の概念を説明できる。4
データ型の概念を説明できる。4
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4
情報数学・情報理論コンピュータ上での数値の表現方法が誤差に関係することを説明できる。4
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。4
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。4
基本的な暗号化技術について説明できる。2
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力50000500100
分野横断的能力0000000