離散数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 離散数学Ⅰ
科目番号 0035 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(情報システムコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「工学のための離散数学」黒澤馨 / 数理工学社
担当教員 松野 哲也

到達目標

1.集合と写像について説明できる.
2.順序関係について説明できる.
3.命題論理と述語論理について説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1集合と写像について内容をよく理解し応用できる.集合と写像について内容を理解できる.集合や写像について説明できない.
評価項目2順序関係について内容をよく理解し応用できる.順序関係について内容を理解できる.順序関係について説明できない.
評価項目3命題論理と述語論理について内容をよく理解し応用できる.命題論理と述語論理について内容を理解できる.命題論理や述語論理について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報工学の基礎の一つである離散数学を学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義主体で授業が行われる.離散数学の様々な概念を理解し,応用力を身に付けることを目指す.
注意点:
抽象的な内容が多い.常に自分の言葉で内容を説明することを試みること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 集合
部分集合
集合の概念について説明できる.
2週 共通集合と和集合
ド・モルガンの法則
集合に関する基本的演算を理解し応用できる.
3週 べき集合
特性関数
べき集合および特性関数を理解できる.
4週 直積と関係 直積の概念を理解できる.
5週 同値関係と同値類 同値関係および同値類の概念を理解できる.
6週 半順序関係 半順序関係の概念を理解し応用できる.
7週 極大,極小 半順序集合における極大および極小の意味を理解できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 背理法 背理法の論理を理解し応用できる.
10週 帰納法 帰納法の論理を理解し応用できる.
11週 再帰的定義 再帰的定義の意味を理解し応用できる.
12週 命題論理 命題論理を理解し応用できる.
13週 標準形 任意の論理式を標準形に変形できる.
14週 述語論理 述語論理を理解し応用できる.
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報数学・情報理論集合に関する基本的な概念を理解し、集合演算を実行できる。4
集合の間の関係(関数)に関する基本的な概念を説明できる。4
ブール代数に関する基本的な概念を説明できる。4
論理代数と述語論理に関する基本的な概念を説明できる。4
離散数学に関する知識をアルゴリズムの設計、解析に利用することができる。4
その他の学習内容基本的な暗号化技術について説明できる。4
基本的なアクセス制御技術について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000