到達目標
1.寺院建築の平面・構造・架構技術等を代表的な建築を通して理解し、各時代の特徴と時代間の変化を説明できる。
2.神社建築の各造りの平面・構造等の特徴を説明できる。
3.寝殿造から書院造への住宅の変化を説明できる。
4.上記以外の建築の特徴を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 寺院建築の特徴を説明でき、時代間の相違を説明できる。 | 寺院建築の特徴を説明できる。 | 寺院建築の特徴を説明できない。 |
評価項目2 | 神社建築の特徴を説明でき、寺院建築と神社建築の相違を説明できる。 | 神社建築の特徴を説明できる。 | 神社建築の特徴を説明できない。 |
評価項目3 | 寝殿造から書院造への住宅の変化を詳細に説明できる。 | 寝殿造から書院造への住宅の変化を説明できる。 | 寝殿造から書院造への住宅の変化を説明できない。 |
評価項目4 | 上記以外の建築の特徴を詳細に説明できる。 | 上記以外の建築の特徴を説明できる。 | 上記以外の建築の特徴を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建築史を学ぶ目的は、各時代の建築が形成された要因を把握して、現在の自らの立場を客観的に明らかにし、建築の多様な特質を知ることで、次の時代における発展の手掛かりを得ることにある。日本建築史では古代・中世・近世の寺院建築・神社建築・住宅等を対象とし、各時代の建築の特徴と時代の違いによる建築の違いを理解し、その変化の意味を説明できることを目標とする。
また、本科目はSDGsの11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」に関わる内容を学ぶ。
授業の進め方・方法:
配付プリントと教科書を用いて講義を行う。授業で用いたスライドは授業後配布する。成績は前期中間・前期末の2回の筆記テスト(80%)と、学習項目毎に配布する、事後学習を兼ねたコメントシート(20%)によって評価する。テスト及びコメントシートに関しては初回に説明を行う。
注意点:
必ず、教科書や参考文献に目を通してから授業に臨むこと。また、コメントシートに関しては授業内容についての理解度を評価する。文献や図像の引用をする場合は、出典が分かるように明確に記載すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
古代の寺院建築(1) |
飛鳥時代の寺院建築の特徴を説明できる。
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2週 |
古代の寺院建築(2) |
奈良時代の寺院建築の特徴を説明できる。
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3週 |
古代の寺院建築(3) |
平安時代の寺院建築の特徴を説明できる。
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4週 |
中世の寺院建築(1) |
大仏様と禅宗様の特徴を説明できる。
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5週 |
中世の寺院建築(2) |
中世の本堂形式の寺院建築の特徴を説明できる。
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6週 |
古代・中世の神社建築 |
古代・中世の神社建築の特徴を説明できる。
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7週 |
近世の社寺建築 |
近世の社寺建築の特徴を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
テスト返却,住宅建築(1) |
試験解答を確認し,試験内容を理解できる.古代の住宅の特徴を説明できる。
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10週 |
住宅建築(2) |
中世の住宅の特徴を説明できる。
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11週 |
住宅建築(3) |
近世の住宅の特徴を説明できる。
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12週 |
草案風茶室と数寄屋風書院 |
草庵風茶室と数寄屋風書院の特徴を説明できる。
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13週 |
民家 |
農家と町家の特徴を説明できる。
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14週 |
城郭建築 |
近世の天守閣の特徴を説明できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テスト返却と解説 |
試験解答を確認し,試験内容を理解できる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 4 | 後9 |
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後6,後9 |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6,後10 |
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 4 | 後6,後7,後11,後12,後13,後14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後3,後7,後11 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後3,後7,後11 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |