建築材料Ⅰ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築材料Ⅰ
科目番号 3A010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(建築コース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 ベーシック建築材料:野口貴文他共著/彰国社
担当教員 下田 誠也

到達目標

1.建築物の構成材料の製造工程を説明できる。
2.建築物の構成材料の化学的・物理的・力学的な基本的性質を説明できる。
3. 建築物の構成材料の使用目的や使用条件を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築物の構成材料の製造工程について正しい語句を使用して詳細に説明できる。 建築物の構成材料の製造工程について説明できる。建築物の構成材料の製造工程について説明できない。
評価項目2建築物の構成材料の化学的・物理的・力学的な基本的性質について正しい語句を使用して詳細に説明できる。 建築物の構成材料の化学的・物理的・力学的な基本的性質について説明できる。 建築物の構成材料の化学的・物理的・力学的な基本的性質について説明できない。
評価項目3建築物の構成材料の使用目的や使用条件について正しい語句を使用して詳細に説明でき る。 建築物の構成材料の使用目的や使用条件について説明できる。建築物の構成材料の使用目的や使用条件について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 建築のなかで材料とは建築物を構成する上で必要不可欠なものである。今日実用されている建築材料は極めて多種多様で、使われ方もさまざまである。建築材料の性質を理解した上で、建築物の用途・要求に応じた適正な建築材料の選択と使用方法を知っておくことが重要となる。建築材料には多くのものがあるが、この授業ではその中から代表的かつ基本的な材料である鋼材およびコンクリートを主として取り上げる。
*SDGsの目標9と11に関連
授業の進め方・方法:
 講義を中心として、必要に応じて事前および事後学習として課題を与えるので、各自図書館の資料および教科書等を調べて、レポート等を提出してもらう。
注意点:
 建築材料は、建築物を造る上で、その基礎となる諸材料の物理的あるいは化学的性質について学習する科目である。それら材料の使われ方と同時に各構造形式とそれぞれの建築材料を関連付けて理解する必要がある。建築材料は、実験実習を行う上で、また、鋼構造、鉄筋コンクリート構造、建築生産を学ぶ上での基礎的な科目である。建築材料を理解する上では、教科書を事前に予習しておくことが大切である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 建築材料概要
建築材料の変遷や発展について説明できる。
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。
2週 鋼材
特徴、製造工程、形状および種類
鋼材の特徴および製造工程について説明できる。
鋼材の形状および構造用鋼材の種類について説明できる。
3週 鋼材
力学的性質
鋼材の力学的性質について説明できる。
4週 鋼材
その他の一般的性質
鋼材のその他の一般的性質について説明できる。
5週 鋼材
性質の改善および耐久性
鋼材の性質の改善および耐久性について説明できる。
6週 コンクリート
原料、組成および特徴
コンクリートの原料、その組成および特徴について説明できる。
7週 コンクリート
セメント(第 1週)
セメントの製造方法および化学的性質について説明できる。
8週 後期中間試験
2ndQ
9週 コンクリート
セメント(第 2週)
セメントの物理的性質、各種セメントの名称と特徴、その使われ方について説明できる。
10週 コンクリート
骨材
骨材の種類および粒度について理解できる。
コンクリート用軽量骨材があることを知っている。
骨材の単位容積質量、含水状態について理解できる。
11週 コンクリート
混和材料
混和材料の種類および特徴について説明することができる。
12週 コンクリート
フレッシュコンクリー ト
フレッシュコンクリートの性質および要求される性質について理解できる。
スランプ、空気量について、強度または耐久性の観点でその影響について説明できる。
13週 コンクリート
調合設計
コンクリートの調合方法(水セメント比の計算等)について理解できる。
14週 コンクリート
硬化コンクリート
コンクリートの強度(圧縮、引張、曲げ、せん断)の関係について説明できる。
各種および特殊コンクリートの名称をあげることができる。
耐久性について現象名をあげることができる。
15週 学年末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野材料建築材料の変遷や発展について説明できる。4前1
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。4前1
セメントの製造方法(廃棄物の利用も含む)について説明できる。4前7
セメントの種類・特徴について説明できる。4前9
コンクリート用軽量骨材があることを知っている。4前10
混和材(剤)料の種類(例えばAE剤と減水剤、フライアッシュやシリカフュームなど)をあげることができる。4前11
コンクリートの調合のうち、水セメント比の計算ができる。4前13
スランプ、空気量について、強度または、耐久性の観点でその影響について説明できる。4前12,後16
コンクリートの強度(圧縮、引張、曲げ、せん断)の関係について説明できる。4前14
各種(暑中・寒中など)・特殊(水密、高強度など)コンクリートの名称をあげることができる。4前14
耐久性(例えば中性化、収縮、凍害、塩害など)について現象名をあげることができる。4前14
建築用構造用鋼材の種類(SS、SM、SNなど)・性質について説明できる。4前2
建築用鋼製品(丸鋼・形鋼・板など)の特徴・性質について説明できる。4前2
鋼材の耐久性(腐食、電食、耐火など)の現象と概要について説明できる。4前4,前5
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。4前3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000