到達目標
1.建築作品の特徴、特に空間構成を当該作品の図面や資料等から読み取り、説明できる。
2.CAD・グラフィックデザインソフト・画像編集ソフト(以下CGツール)の技法を習得する。
3.CGツールを活用してデザインプレゼンテーションができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 建築作品の空間構成を各種図面、資料等から理解し的確に説明できる。 | 建築作品の空間構成を各種図面、資料等から理解し説明できる。 | 建築作品の空間構成を各種図面、資料等から理解し説明できない。 |
評価項目2 | CGツールの技法を修得し、うまく使うことができる。 | CGツールの技法を修得し、使うことができる。 | CGツールの技法を使うことができない。 |
評価項目3 | CGツールをうまく活用し、デザインプレゼンテーションを作成できる。 | CGツールを活用し、デザインプレゼンテーションを作成できる。 | CGツールを活用し、デザインプレゼンテーションを作成できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
優れた建築物のデザインができるようになるには、優れた建築物のデザインを理解できることも重要である。そうでなければ、自ら行ったデザインがどういう風に優れているのか、人に客観的に説明することも難しいはずである。
往往にして、優れた建築作品はその空間構成に明確な論理を有している。言い換えれば、優れた建築作品はその作品に求められる性能を極めて合理的に満たしており、それらは建築物の性能や形に現れていると考えることができる。特に、建築は実態を有する人工物として生産されるものであり、最終的に一つの形を有して我々の目の前に現前すると考えられる。
そこで、この授業では、建築作品の優れた点を各種図面や資料から読み取ることで、建築デザインのデザインプロセスを学ぶと同時に、特に、空間的特徴を効果的に人に説明するためのツールの習得とプレゼンテーションを実施し、建築技術者に必要な表現力を身につけることを目的としている。具体的には、CADや3Dモデリングソフト、各種グラフィックデザインソフトまたは画像編集ソフト等の代表的なCGツールの基礎的技法を習得した上でこれを駆使し、プレゼンテーンションを作成する演習課題を行う。
授業の進め方・方法:
演習中心
注意点:
授業はそれぞれの項目について到達をチェックしながら進めていくが、遅れた場合、授業時間外を使って追いつくことが求められる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
CADの習得(1) |
CADの基本操作を理解する
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2週 |
CADの習得(2) |
CADで図面を描ける
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3週 |
CADの習得(3) |
CADで図面を描ける
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4週 |
建築作品の分析(1) |
優れた建築作品を探し出し、その作品に関する資料を収集する。
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5週 |
建築作品の分析(2) |
優れた建築作品の空間構成をまとめる。また、図面をCADでトレースする。
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6週 |
建築作品の分析(3) |
優れた建築作品の空間構成をまとめる。また、図面をCADでトレースする。
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7週 |
3Dモデリングソフトの習得(1) |
3Dモデリングソフトの基本的操作の理解と簡単なモデリング
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8週 |
3Dモデリングソフトの習得 |
3Dモデリングソフトの基本的操作の理解と簡単なモデリング
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4thQ |
9週 |
グラフィックデザインソフト・画像編集ソフトの修得(1) |
グラフィックデザインツールの基本操作の理解
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10週 |
グラフィックデザインソフト・画像編集ソフトの修得(2) |
簡単なレイアウト作業ができるようになる。
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11週 |
グラフィックデザインソフト・画像編集ソフトの修得(3) |
画像編集ソフトの基本操作の理解と簡単な写真の加工作業ができるようになる。
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12週 |
レイアウトデザイン(1) |
プレゼンテーションボードレイアウトの基本的な考え方を理解し自ら作成できる。
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13週 |
デザインプレゼンテーションの作成(1) |
デザインプレゼンテーションの作成
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14週 |
デザインプレゼンテーションの作成(2) |
デザインプレゼンテーションの作成・提出
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15週 |
講評会 |
自作のプレゼンボードを使って建築作品の概要を説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 設計・製図 | 建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 3 | 後5,後6,後15 |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6,後15 |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | 後7,後8 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |