概要:
建築史を学ぶ目的は、各時代の建築が形成された要因を把握して、現在の自らの立場を客観的に明らかにし、建築の多様な特質を知ることで、次の時代における発展の手掛かりを得ることにある。西洋建築史ではヨーロッパを中心とした地域の古代から近世までの建築を対象とし、それぞれの時代・文化における各建築の特徴を説明でき、関連する時代での建築的相違を説明できることを目標とする。
また、本科目はSDGsの11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」に関わる内容を学ぶ。
授業の進め方・方法:
配付プリントと教科書を用いて授業を行う。配付プリント記載の問題について各自まとめておくこと。定期試験70%、2つのレポート30%で成績を評価する。この科目は学修単位のため、事前・事後学習としてレポートを実施する。
注意点:
必ず、予習をして授業に臨むこと。2つのレポートは西洋建築史に関連する書籍を読んでまとめる読書課題、教会堂等の建物や建築家の作品等の事例を調べてまとめる課題である。書籍や資料をそのまま書き写すのではなく、理解した内容を自分の言葉を用いて表現し、図や写真等を用いて解りやすくまとめているかを評価する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | 様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3 |
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6,後7,後9,後10 |
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。 | 4 | 後11,後12,後13,後14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |