構造力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 構造力学Ⅲ
科目番号 4A008 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(建築コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 教科書:・建築構造力学講義(改訂版);藤谷義信・西村光正・森村 毅・高松隆夫共著/培風館
担当教員 岩下 勉

到達目標

不静定構造物の応力について,各種解法を用いて計算できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種解法を深く理解した上で不静定構造物の応力を計算できる.不静定構造物の応力を各種解法により計算できる.不静定構造物の応力を各種解法により計算できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は,4年次前期 の構造力学Ⅱに続くものであり,不静定構造物の解法について理解し,応力を計算できることを目的とする.具体的には,たわみ角法および固定法について学ぶ.
*SDGsの目標11に関連
授業の進め方・方法:
できる限り,授業の前半を講義,後半を演習という形で,授業を展開する.必要に応じて宿題を課すとともに,小テストを実施する.
注意点:
三角関数などの数学的知識および構造力学Ⅰ,Ⅱ,材料力学の知識を必要とする.学習内容は,5年次の実験実習や構造設計演習,卒業研究等に生かされることになる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 不静定構造物の応力(たわみ角法)1 たわみ角法の基本式について理解できる.
2週 不静定構造物の応力(たわみ角法)2 たわみ角法による節点が移動しない場合の不静定梁の応力を計算できる.
3週 不静定構造物の応力(たわみ角法)3 たわみ角法による節点が移動しない場合の不静定梁の応力を計算できる.
4週 不静定構造物の応力(たわみ角法)4 たわみ角法による節点が移動しない場合の不静定ラーメンの応力を計算できる.
5週 不静定構造物の応力(たわみ角法)5 たわみ角法による節点が移動しない場合の不静定ラーメンの応力を計算できる.
6週 不静定構造物の応力(たわみ角法)6 たわみ角法による節点が移動する場合の不静定ラーメンの応力を計算できる.
7週 不静定構造物の応力(たわみ角法)7 たわみ角法による節点が移動する場合の不静定ラーメンの応力を計算できる.
8週 中間試験
4thQ
9週 不静定構造物の応力(固定法)1 固定法による基本計算法について理解できる.
10週 不静定構造物の応力(固定法)2 固定法による節点が移動しない場合の構造物の応力を計算できる.
11週 不静定構造物の応力(固定法)3 固定法による節点が移動しない場合の構造物の応力を計算できる.
12週 不静定構造物の応力(固定法)4 固定法による節点が移動しない場合の構造物の応力を計算できる.
13週 構造力学のまとめ1 これまで学んだ解法を用いて構造物の応力・変形・応力度を計算できる
14週 構造力学のまとめ2 これまで学んだ解法を用いて構造物の応力・変形・応力度を計算できる
15週 期末試験
16週 テスト返却および解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造いずれかの方法(変位法(たわみ角法)、固定モーメント法など)により、不静定構造物の支点反力、応力(図)を計算できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75000025100
基礎的能力0000000
専門的能力75000025100
分野横断的能力0000000