概要:
建築技術者にとって、構造物の振動に関する基礎的な知識は欠かせないものである。本科目では、地震に関する基本的な知識や建築振動学に関する一般的な理論を、授業や演習により理解させることを目的としている。
なお、この科目は企業(設計コンサルタント)で構造物の耐震設計・耐震改修を担当していた教員が、その経験を活かし、構造物の振動特性、建築振動学と建物耐震設計の関係、耐震性能診断等について講義および演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
振動に関する理論については授業形式で進めるが、木質住宅の耐震診断については演習形式である。あわせて、簡易な木質住宅のモデルを作成して実験する。耐震技術・免震技術・制震技術については、グループにわかれて書籍やウェブサイトから各自で調べたのち、プレゼンテーションを作成・発表する。 なお、定期試験、木質住宅の耐震診断、振動に関するレポートおよび各技術の発表により、総合的に評価する。
注意点:
波動などの物理的知識および数学の知識を必要とする。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | マグニチュードの概念と震度階について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
地震被害を受けた建物の破壊等の特徴について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |