概要:
建築技術者にとって,構造物の振動に関する基礎的な知識は欠かせないものであるため,地震に関する基本的な知識や建築振動学に関する一般的な理論を把握するために,講義や演習,あるいはディベートを通して,各種耐震性に関する利点や欠点が理解できる.
授業の進め方・方法:
振動に関する理論について講義形式で進行し,試験(試験点:50点)を行う.構造模型の耐震診断については,グループ発表(発表点:10点)とし,レポートを課題(ポートフォリオ点:15点)とする.木質構造の耐震診断は演習形式とし,レポート(ポートフォリオ点:15点)とする.各種構造の耐震性については,グループディスカッションでまとめた利点欠点から,ディベート(発表点:10点)を行う.
注意点:
波動などの物理的知識および数学の知識が必要となる.電卓を持参すること.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス・概論 |
シラバスの説明から,授業の意義や進め方などについて理解できる.
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2週 |
構造模型の耐震診断1 |
各素材で製作したラーメン構造模型で,耐震性が把握できる.
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3週 |
構造模型の耐震診断2 |
各素材で製作したラーメン構造模型について,構造部材の有無による耐震性が把握できる.
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4週 |
地震の変遷と被害 |
地震に関する基礎知識と地震による被害について理解できる.
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5週 |
建物の振動 |
建物の振動に関して,固有周期や多層骨組の振動が理解できる.
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6週 |
共振と応答スペクトル |
共振と応答スペクトルに関する基礎知識が把握できる.
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7週 |
減衰 |
減衰における粘性減衰と履歴減衰が把握できる.
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8週 |
木質構造建築の耐震診断1 |
木質構造の基本的事項について理解できる.
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4thQ |
9週 |
木質構造建築の耐震診断2 |
木質構造の構造規定について理解できる.
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10週 |
木質構造建築の耐震診断3 |
木質構造の壁量の規定について計算できる.
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11週 |
木質構造建築の耐震診断4 |
木質構造の壁率比について計算できる.
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12週 |
各種構造の耐震性1 |
各種構造の耐震性について,グループディスカッションでまとめ,利点が理解できる.
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13週 |
各種構造の耐震性2 |
各種構造の耐震性について,グループディスカッションで他のまとめ,欠点が理解できる.
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14週 |
各種構造の耐震性3 |
各種構造の耐震性について,グループディスカッションでまとめ,各種構造に分かれてディベートを行い,総合的な観点が理解できる.
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
テスト返却および解説 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | マグニチュードの概念と震度階について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
地震被害を受けた建物の破壊等の特徴について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |