都市デザイン

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 都市デザイン
科目番号 5A016 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造工学科(建築コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 配布資料を主とする。副読本は、ラスムッセン『都市と建築』東京大学出版会、日端『都市計画の世界史』講談社、園田『プレイスメイキング』学芸出版社、など適宜紹介する。
担当教員 佐土原 洋平

到達目標

1.各時代の都市デザイン手法の特徴を説明できる。
2.都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を適切に表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各時代の都市デザイン手法の特徴を的確かつ詳細に説明できる。各時代の都市デザイン手法の特徴を説明できる。各時代の都市デザイン手法の特徴を説明できない。
評価項目2都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を適切に、かつ完成度高く表現できる。都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を適切に表現できる。都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を適切に表現できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では、以下の大きく2つのパートから「都市デザイン」に関わる基本事項を学習します。
1つ目のパート(1〜8回)では、まず、現代へとつながる新しい都市デザインの理念について学習します。続いて、基礎的な演習課題に取り組み、都市デザインに関わる基本的な技術を身につけることがねらいです。また、この過程で人口減少時代を迎えた都市が抱える課題とそれに対する手段やアプローチの観点も学びます。
2つ目のパート(9〜14、16回)では、時代ごとに異なる社会的要求と都市デザイン手法の重層的な関係について学習します。
なお、本科目では、SDGsのうち「11.住み続けられるまちづくり」に関する内容を学びます。
授業の進め方・方法:
授業は、配布資料にもとづいて進めます。
前半は、ショートレクチャーを行いつつ演習形式を取り入れた授業を行います。後半は、レクチャー形式の授業が主です。
課題の成果物(50%)、試験(50%)で評価します。なお、課題の成果物の評価の観点は、初回授業にて説明します。
注意点:
本科目は、4年次の「都市計画」に続くものです。授業の内容には「都市デザイン」という枠組みから新たに学習するものもあれば「都市計画」で学んだことを深化させた部分もあります。
初回ガイダンスで、本科目の学習内容や進め方等を説明します。この内容をふまえて、予習をして授業に臨んでください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目の位置づけ、目標、構成や進め方、ならびに評価方法等を知る。
2週 都市デザインの基礎演習(1) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
3週 都市デザインの基礎演習(1) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
4週 都市デザインの基礎演習(1) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
5週 都市デザインの基礎演習(2) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
6週 都市デザインの基礎演習(2) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
7週 都市デザインの基礎演習(2) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
8週 都市デザインの基礎演習(まとめ) 都市デザインの実践に関わる基本的な技術を身につけ、その成果を表現できること。
4thQ
9週 都市デザインの歴史(概括) 対象となる時代の社会状況を理解し、各時代の都市デザイン手法の特徴を説明できること。
10週 都市デザインの歴史(前近代) 前近代における都市デザイン的な手段について説明できること。
11週 都市デザインの歴史(近代) 近代における都市デザインの特徴を、当時の社会背景を踏まえて説明できること。
12週 都市デザインの歴史(近代) 近代における都市デザインの特徴を、当時の社会背景を踏まえて説明できること。
13週 都市デザインの歴史(近代から現代への展開) いわゆる「近代」のあとの都市デザインの特徴を、当時の地域や社会背景を踏まえて説明できること。
14週 都市デザインの歴史(現代) 都市に求められている現代的な課題を理解した上で、それに応じた都市デザインの手段を説明できること。
15週 学年末試験 都市デザインの実践に関わる基本的な技術、時代に応じた都市デザインの特徴を説明できること。
16週 総括 社会状況と都市デザイン手法の関係について説明できること。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史近現代都市の特質と課題について説明できる。4後10,後11
現代にいたる都市計画論について説明できる。4後9,後13
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。4後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力4000040080
分野横断的能力1000010020