到達目標
1.ユニバーサルデザインが生まれた背景と7原則が理解できる。
2.ユニバーサルデザインのまちづくりや関連する法規について理解ができる。
3.ユニバーサルデザインによる商品開発の手法について理解ができる。
4.ユニバーサルデザインの観点から、身近な環境やモノに関して評価し、改善や新しい提案ができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ユニバーサルデザインが生まれた背景と7原則が詳細に説明できる。 | ユニバーサルデザインが生まれた背景と7原則が説明できる。 | ユニバーサルデザインが生まれた背景と7原則が説明できない。 |
評価項目2 | ユニバーサルデザインのまちづくりや関連する法規について詳細に説明できる。 | ユニバーサルデザインのまちづくりや関連する法規について理解ができる。 | ユニバーサルデザインのまちづくりや関連する法規について説明できない。 |
評価項目3 | ユニバーサルデザインによる商品開発の手法について詳細に説明できる。 | ユニバーサルデザインによる商品開発の手法について理解ができる。 | ユニバーサルデザインによる商品開発の手法について説明できない。 |
評価項目4 | ユニバーサルデザインの観点から、身近な環境やモノに関して評価し、具体的な改善案や新しい提案ができる。 | ユニバーサルデザインの観点から、身近な環境やモノに関して評価し、改善や新しい提案ができる。 | ユニバーサルデザインの観点から、身近な環境やモノに関して評価し、改善や新しい提案ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
いまやユニバーサルデザインの概念は教育の現場、町づくりや住宅設備、家電、情報機器、自動車、家庭用品などあらゆる分野で取り入れられている。今後、ものづくりに関わっていく技術者は、ユニバーサルデザインは特別な配慮ではなく、当たり前に達成されるべき基本的なコンセプトとして理解する必要がある。よって本講義では以下に重点をおいてすすめていく。
(1)ユニバーサルデザインが生まれた背景、理念について理解し、製品開発に取り入れる手法について理解する。
(2)身近な環境、製品、システムなどを観察し、ユニバーサルデザインの観点から評価することができる。
(3)その評価を元に、改善策や新たな提案を行うことができる。
この科目はSDGsの11.住み続けられるまちづくりをに関連する。
授業の進め方・方法:
講義と演習を組み合わせて実施する。前期中間試験と後半の提案で評価を行う。提案は内容の創造性や独創性、レポートや発表会でのプレゼンテーションのわかりやすさを評価する。
また、学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートを実施する。
注意点:
演習や課題で必要となる準備物の詳細は適宜アナウンスする。
身の回りの空間・まち・製品・情報などに対して、日頃から福祉的な視点で観察する習慣を付けること。例えば、空間や製品に対して使いやすさや使いにくさを感じたらなぜそう感じるのかを考える。また自分以外の視点に立って考える(子どもや高齢者が使用する場合はどうかなど)ことがユニバーサルデザインを理解する第一歩である。考えたことはメモやスケッチ等で記録をしておくと課題の際に役立つ。提案は授業時間以外での資料収集や創造作業が必要である。ユニバーサルデザインの実例などをニュース・新聞・雑誌等で積極的に収集すること。
成績の評価割合は、試験が50、提案50(発表内容&発表資料20、提案レポート30)である。レポートは背景、調査概要、新規性、実現性、社会への影響、提案内容の6項目を5段階で評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ユニバーサルデザインの7原則 |
ユニバーサルデザインの7原則について説明できる。
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2週 |
ユニバーサルデザインについて学ぶ |
ユニバーサルデザインに必要なヒューマンスケールについて説明できる。
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3週 |
同上 |
ユニバーサルデザインにおいて重要となるポイントを説明できる。
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4週 |
ユニバーサルデザインのまちづくり |
ユニバーサルデザインなサイン計画、色使いについて重要となるポイントについて説明できる。
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5週 |
同上 |
ユニバーサルデザインのまちづくりに関連する法規等について説明できる。
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6週 |
同上 |
ユニバーサルデザインのまちづくりに関連する法規・ポイントや実例について説明できる。
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7週 |
同上 |
ユニバーサルデザインの観点から、学内を点検する。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
ユニバーサルデザインものづくり |
生活用品の中のユニバーサルデザインについて説明できる。
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10週 |
ユニバーサルデザインの評価 |
ユニバーサルデザインの製品開発と評価手法であるPPPについて説明できる。
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11週 |
提案作成 |
これまで学んだことを活かして、身近な空間・環境・モノをユニバーサルデザインの観点から評価し、改善案を提案できる。
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12週 |
同上 |
同上
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13週 |
同上 |
同上
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14週 |
同上 |
同上
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15週 |
発表 |
成果を分かりやすく発表し、その内容について検討できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後6,後8,後11,後12,後13,後14,後15 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | 後4,後5,後8,後9,後10,後11,後12,後15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 25 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | 50 |