概要:
建築史を学ぶ目的は、各時代の建築が形成された要因を把握して、現在の自らの立場を客観的に明らかにし、建築の多様な特質を知ることで、次の時代における発展の手掛かりを得ることにある。近代建築史ではヨーロッパを中心とした地域の19世紀と20世紀の建築を対象とし、さらに日本の近代の建築を対象とする。それぞれの時代・文化における各建築の特徴はもちろんのこと、中世までとは異なって建築家が活躍するため、3大巨匠を含めた建築家の考えを理解して建築の特徴を説明できることを目標とする。
また、本科目はSDGsの11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」に関わる内容を学ぶ。
授業の進め方・方法:
配付プリントと教科書を用いて講義を行う。配付プリント記載の問題について各自まとめておくこと。定期試験70%、2つのレポート30%で成績を評価する。この科目は学修単位のため、事前・事後学習としてレポートを実施する。
注意点:
4年次の西洋建築史で習得した内容は基礎的知識の一つとなる。必ず、予習をして授業に臨むこと。2つのレポートは近代建築史に関連する書籍を読んでまとめる読書課題、建築物や建築家の作品等の事例を調べてまとめる課題である。書籍や資料をそのまま書き写すのではなく、理解した内容を自分の言葉を用いて表現し、図や写真等を用いて解りやすくまとめているかを評価する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | 様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前4,前7,前11,前14 |