構造力学Ⅲ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 構造力学Ⅲ
科目番号 0042 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(建築コース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 教科書:・建築構造力学講義(改訂版);藤谷義信・西村光正・森村 毅・高松隆夫共著/培風館
担当教員 金田 一男

到達目標

不静定構造物の応力について,各種解法を用いて計算できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種解法を深く理解した上で不静定構造物の応力を計算できる.不静定構造物の応力を各種解法により計算できる.不静定構造物の応力を各種解法により計算できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は,4年次前期 の構造力学Ⅱに続くものであり,不静定構造物の解法について理解し,応力を計算できることを目的とする.具体的には,たわみ角法および固定法について学ぶ.
 なお、この科目は企業(設計コンサルタント)で構造物の実務設計を担当していた教員が、その経験を活かし、不静定構造物に作用する荷重、荷重による構造物の応力・変位および構造物の支点反力の計算手法等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義を中心とするが,前回学んだ内容の復習をかねて,講義開始直後に小テストを実施する.小テストは後日返却するので,不合格の小テストは解きなおして提出すること.この提出物はレポートとして評価する.また,必要に応じて宿題を出すこともあり,その結果もレポートとして評価する.
注意点:
三角関数などの数学的知識および構造力学Ⅰ,Ⅱ,材料力学の知識を必要とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 不静定構造物の応力(たわみ角法)1 たわみ角法の基本式について理解できる.
2週 不静定構造物の応力(たわみ角法)2 たわみ角法による節点が移動しない場合の解法について理解し,計算できる.
3週 不静定構造物の応力(たわみ角法)3 たわみ角法による節点が移動しない場合の解法について理解し,計算できる.
4週 不静定構造物の応力(たわみ角法)4 たわみ角法による節点が移動しない場合の解法のうち,特に対称変形するような不静定構造物の解法について理解し,計算できる.
5週 不静定構造物の応力(たわみ角法)5 たわみ角法による節点が移動する場合の解法について理解し,計算できる.
6週 不静定構造物の応力(たわみ角法)6 たわみ角法による節点が移動する場合の解法のうち,特に逆対称変形するような不静定構造物の解法について理解し,計算できる.
7週 不静定構造物の応力(たわみ角法)7 たわみ角法による剛性方程式の機械的作表法について理解し,計算できる.
8週 中間試験
4thQ
9週 不静定構造物の応力(固定法)1 固定法による基本計算法について理解できる.
10週 不静定構造物の応力(固定法)2 固定法による節点が移動しない場合の解法について理解し,計算できる.
11週 不静定構造物の応力(固定法)3 固定法による節点が移動しない場合の解法について理解し,計算できる.
12週 不静定構造物の応力(固定法)4 固定法による節点が移動しない場合の解法のうち,特に対称変形するような不静定構造物の解法について理解し,計算できる.
13週 不静定構造物の応力(固定法)5 固定法による節点が移動する場合の解法について理解し,計算できる.
14週 不静定構造物の応力(固定法)6 固定法による節点が移動する場合の解法のうち,特に逆対称変形するような不静定構造物の解法について理解し,計算できる.
15週 期末試験
16週 テスト返却および解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造いずれかの方法(変位法(たわみ角法)、固定モーメント法など)により、不静定構造物の支点反力、応力(図)を計算できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000