概要:
建築材料実験では,これまでの授業の中で学んできたこと,および,現在学んでいることを自ら実験を行うことで理解を深めるとともに,実験の内容を考察する.具体的に本授業では,鋼材,木材,コンクリート,コンクリートの構成材料である骨材や溶接に関する実験を行う.
授業の進め方・方法:
4つの班に分かれ,7つの実験テーマをローテーションしながら,班ごとに1 週若しくは2 週で1 つのテーマに取り組む.なお,1つの班の中でもグループに分かれて,作業を進めることもあるため,班の中での連携,意思疎通も重要である.また,コンクリートについての理解を深めるため,ビデオ教材を通した学習も行う.
限られた時間の中で,実験をより身のあるものにするためには,その実験のテーマの予習を行うことが必要である.それぞれのテーマでレポートを提出するので,計画的にレポートを作成する.また,一部の実験では,後日計測等を行うこともあるので,それについては適宜指示をする.
最終週には実験の発表を行う.
注意点:
本実験は,3 年次の建築材料Iの理解を深めるため,建築材料の知識が必要となる.また,実験結果の分析のため,材料力学の知識も必要となる.それとともに,4 年次の鋼構造や鉄筋コンクリート構造を学ぶ上で,材料の知識の基本となる.目的を把握し,実験を進め,結果を分析・考察し,レポートとしてまとめ,発表を行うという一連の流れは,4 年次からの卒業研究を行うための基礎になる.
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
| 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
| 実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
| 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
| 実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
| 実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
| 実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
| 実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
| 個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
| 共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
| レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
| 専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建築系分野【実験・実習能力】 | 建築系【実験実習】 | 実験の目的と方法を説明できる。 | 4 | |
| 建築に用いる構造材料(例えば木、コンクリート、金属など)の物理的特性を実験により明らかにすることができる。 | 4 | |
| 実験結果を整理し、考察できる。 | 4 | |
| 分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
| 合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
| グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
| 課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
| どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
| 適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
| 事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
| 結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
| 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
| チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
| 当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
| チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
| リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | |
| 適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | |
| リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | |