科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 保健
科目番号 1Z008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 現代高等保健体育/大修館書店
担当教員 井上 仁志,野口 欣照

到達目標

1.現代の健康問題や新しい時代の健康について理解することができる。
2.安全な社会づくりについて理解することができる。
3.思春期から中高年期までに出会う様々な健康問題について学ぶとともに、労働と健康の関係や働く人々の健康が保持増進される仕組みなどについて理解することができる。
4.環境・食品と健康を学ぶとともに、社会全体の健康を高めるために、私たち一人ひとりが環境づくりに積極的に参加する意義などについて理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1健康の考え方の変化 について理解し、生活 習慣病や感染症、薬物 乱用、心の問題、交通 安全など、現代の健康 問題とその対策につい て理解し、他者に説明 することができる健康の考え方の変 化について理解し、生 活習慣病や感染症、薬 物乱用、心の問題、交 通安全など、現代の健 康問題とその対策に ついて、自分の生活に 当てはめてみること ができる健康の考え方の変 化について理解し、生 活習慣病や感染症、薬 物乱用、心の問題、交 通安全など、現代の健 康問題とその対策に ついて認識すること ができない
評価項目2思春期から中高年期 までの健康にかかわる ことがらについて理解 し、健康を支えている 保健・医療のしくみや 活用の仕方を理解し、他者に説明することが できる思春期から中高年 期までの健康にかか わることがらについ て理解し、健康を支え ている保健・医療のし くみや活用の仕方を自分の生活に当てはめてみることができる思春期から中高年 期までの健康にかか わることがらについ て理解し、健康を支え ている保健・医療のしくみや活用の仕方を認識することができない
評価項目3健康に関連する環 境・食品の問題や働く ことと健康の関係につ いて理解し、他者に説 明することができる健康に関連する環 境・食品の問題や働く ことと健康の関係に ついて、自分の生活に 当てはめてみること ができる健康に関連する環 境・食品の問題や働く ことと健康の関係に ついて認識すること ができない
評価項目4環境づくりに積極的に参加する意義などを、他者に説明することができる環境・食品と健康を学ぶとともに、社会全体の健康を高めるために、私たち一人ひとりが環境づくりに積極的に参加する意義などについて理解することができる。社会全体の健康を高めるための環境づくりを認識できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人間の生活にとって、健康は生涯を通じて重要な土台となります。そのた め、あらかじめ健康上の生涯を予防することは勿論のこと、たとえ障害が 起こっても、少しでも現状のレベルを高め、より豊かに生活できるよう努 力するとともに、その度量句をみんなで支援していくことが必要
授業の進め方・方法:
講義中心に進める
注意点:
定期試験の成績を 70%、課題(予習やプリント)・ノートの提出状況、授業中の態度等の平常点を30%の比率で総合的に評価する。
課題の提出方法は担当者によって若干異なるため、しっかりと話しを聞くようにして下さい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明
01.健康の考え方と成り立ち
健康の考え方について説明できる
2週 02.私たちの健康の姿
03.生活習慣病の予防と回復
健康水準の変化とその背景について説明できる
生活習慣病の一次予防、二次予防について説明できる
3週 04.がんの原因と予防
05.がんの治療と回復
がんの種類や原因について説明できる
がんの治療法や緩和ケアについて説明できる
4週 06.運動と健康
07.食事と健康
健康と運動の関係について説明できる
健康と食生活の関係について説明できる
5週 08.休養・睡眠と健康
09.喫煙と健康
健康と質の良い休養や睡眠のとり方の関係について説明できる
喫煙の健康影響を知り、喫煙への対策について説明できる
6週 10.飲酒と健康
11.薬物乱用と健康
飲酒の健康影響を知り、飲酒への対策について説明できる
薬物乱用の健康影響を知り、薬物乱用の防止と対策について説明できる
7週 12.精神疾患の特徴
13.精神疾患の予防
14.精神疾患からの回復
精神疾患の原因と主な症状について説明できる
予防法・治療法について説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 テスト返却
15.現代の感染症
16.感染症の予防
感染症とはなにかについて説明できる
感染症予防の3原則から例を上げて説明できる
10週 17.性感染症・エイズとその予防
18.健康に関する意思決定・行動選択
性感染症・エイズが他の感染症と異なる点について説明できる
意思決定・行動選択に影響と与える要因について説明できる
11週 19.健康に関する環境づくり
第2単元
01.事故の状況と発生要因
ヘルスプロモーションの考え方にもとづく環境づくりの特徴について説明できる
事故の実態、被害の実態について説明できる
12週 02.安全な社会の形成
03.交通における安全
安全のために必要な個人の行動について説明できる
交通事故における責任について説明できる
13週 04.応急手当の意義とその基本
05.日常的な応急手当
応急手当の意義について説明できる
日常的な怪我などの応急手当が出来る
14週 06.心肺蘇生法
振り返り
心肺蘇生法の意義と原理を理解し、正しい方法や手順を身につけることができる
15週 期末試験
16週 テスト返却
後期
3rdQ
1週 第3単元
01.ライフステージと健康
02.思春期と健康
ライフステージと健康の関連について説明できる
思春期における体の変化を、男女に分けて説明できる
2週 03.性意識と性行動の選択
04.妊娠・出産と健康
性意識の男女差について説明できる
妊娠・出産の過程における健康課題について説明できる
3週 05.避妊法と人工妊娠中絶 家族計画の意義と適切な避妊法について説明できる
4週 06.結婚生活と健康
07.中高年期と健康
心身の発達と結婚生活の関係について説明できる
加齢に伴う心身の変化について説明できる
5週 08.働くことと健康
09.労働災害と健康
働くことの意義や健康との関わりについて説明できる
労働災害を防止するために必要なことについて説明できる
6週 10.健康的な職業生活
第4単元
01.大気汚染と健康
職場が行う健康に関する取り組みについて説明できる
大気汚染の原因と健康への被害について説明できる
7週 振り返り
8週 中間試験
4thQ
9週 テスト返却
02.水質汚濁、土壌汚染と健康
03.環境と健康にかかわる対策
水質汚濁。土壌汚染の原因と健康影響について説明できる
環境汚染を防ぐ方法について説明できる
10週 04.ゴミの処理と上下水道の整備
05.食品の安全性
ゴミ処理の現状やその課題に関して説明できる
食品の安全性と健康との関わりに関して説明できる
11週 06.食品衛生に関わる活動
07.保健サービスとその活用
食品の安全性の確保や行政などの役割について説明できる
保健行政の役割について説明できる
12週 08.医療サービスとその活用
09.医薬品の制度とその活用
日本における医療保険の仕組みについて説明できる
医薬品の正しい使用方法について説明できる
13週 10.様々な保健活動や社会的対策
11.健康に関する環境づくりと社会参加
国際機関・民間機関などの保健活動について説明できる
健康の保持増進のための環境づくりについて説明できる
14週 まとめ
15週 期末試験
16週 テスト返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
事実をもとに論理や考察を展開できる。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700010200100
基礎的能力7000020090
専門的能力0000000
分野横断的能力000100010