歴史学Ⅰ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 歴史学Ⅰ
科目番号 2Z006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 教科書:『詳解 歴史総合』(東京書籍)/資料集:『最新 世界史図説 タペストリー 二十二訂版』(帝国書院)
担当教員 谷口 光男

到達目標

1.世界の歴史を,大きな枠組みと流れの中で,説明できる。
2.文化の多様性と現代世界の特徴を,広い視野から多面的に,説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1あなたは,「世界の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。あなたは,「世界の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。あなたは,「世界の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で説明する際に,必要な基礎知識を使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。
評価項目2あなたは,「文化の多様性と現代世界の特徴を」,広い視野から多面的に,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。あなたは,「文化の多様性と現代世界の特徴」を,広い視野から多面的に,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。あなたは,「文化の多様性と現代世界の特徴」を,広い視野から多面的に説明する際に,必要な基礎知識を使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 歴史とは「現在と過去との対話」であるといわれます。過去は,私たちが意識的に語りかけないと,ただ過去としてあっただけで何も語ってくれません。未来をよりよく生きていこうと思うなら,私たちはすすんで過去に語りかけなくてはなりません。過去に語りかけること,つまり「過去」を学ぶことを通して,私たちは「現在」を客観的に知り,「未来」を主体的に生きる展望をたてることができるのです。
 私たちにとって,現代世界はますます身近なものとなる一方で,複雑で理解しがたいものでもあります。このような世界に「技術者」として進んでいく道を選んだみなさんには,日本のことをみすえながらも,世界に対する理解を深めていくことが求められてくるでしょう。
 みなさんが身近な問題を世界の歴史と結びつけて考えることができるようになり,「過去との対話」ができるようになれば,幸いです。
授業の進め方・方法:
 教科書の内容を再構成したプリントにそって講義形式で進めます。単元・内容によっては,グループワーク等を取り入れることもあります。
 また,予習(事前に授業課題の解答等を準備すること)も積極的に行ってください(復習は言うまでもありません)。
注意点:
 1年次で学習した「地理学」,また2年次で学習する「現代社会1」の知見が歴史学の理解を助けることになるでしょう。
 また,授業で扱える内容は時間的制約からかなり限定されたものになるため,授業時間以外でもさまざまな学習活動を取り入れ,興味・関心をもつことが必要です。特に,新聞は毎日読んで欲しい「教材」です。
 なお、本授業におけるポートフォリオはレポート課題および小テストの結果を評価します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 序章 歴史の扉 シラバスの内容をふまえ,歴史を学ぶ「意味」について,探求する態度を身につけることができる。
2週 第1章 近代化と私たち 18世紀のヨーロッパとアジアが形成した経済関係,を説明できる。
3週  第2節 結びつく世界と日本の開国① 産業革命の内容と影響,世界市場の形成と諸地域の変容,を説明できる。
4週  第2節 結びつく世界と日本の開国② 19世紀の東アジアの変化と産業革命による日本の変化,を説明できる。
5週  第3節 国民国家と明治維新① 市民革命により成立した新たな社会のしくみ,を説明できる。
6週  第3節 国民国家と明治維新② 市民革命により成立した新たな社会のしくみ,を説明できる。
7週  第3節 国民国家と明治維新③ 19世紀のヨーロッパで模索された国家形態,を説明できる。
8週 中間試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
2ndQ
9週  第3節 国民国家と明治維新④ 帝国主義の概念と帝国主義諸国間を中心とした国際関係,を説明できる。
10週  第3節 国民国家と明治維新⑤ 植民地支配の諸相,を説明できる。
11週 第2章 国際秩序の変化や大衆化と私たち
 第2節 結びつく世界と日本の開国
大衆化の概念と人々の生活様式の変化,を説明できる。
12週  第2節 第一次世界大戦と大衆社会① 第一次世界大戦の背景・展開および戦後の国際協調体制,を説明できる。
13週  第2節 第一次世界大戦と大衆社会② ソヴィエト連邦の成立と社会主義運動の拡大,アメリカ合衆国の台頭と大衆文化の広がり,を説明できる。
14週  第2節 第一次世界大戦と大衆社会③ アジアの経済成長と諸地域の結びつき,反植民地主義の高揚と国際秩序の変化,を説明できる。
15週 期末試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
16週 前期のまとめ これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
後期
3rdQ
1週  第3節 経済危機と第二次世界大戦① 世界恐慌の原因と各国の対応,を説明できる。
2週  第3節 経済危機と第二次世界大戦② 動揺しつつある国際協調体制下でのアジア・アフリカ諸国の対応,を説明できる。
3週  第3節 経済危機と第二次世界大戦③ 第一次世界大戦後の国際協調体制の崩壊,を説明できる。
4週  第3節 経済危機と第二次世界大戦④ 日中戦争とファシズムの膨張,を説明できる。
5週  第3節 経済危機と第二次世界大戦⑤ 第二次世界大戦の背景・展開および戦後の国際秩序の形成,を説明できる。
6週  第3節 経済危機と第二次世界大戦⑥ 連合国による枢軸国の占領政策と日本の戦後改革,を説明できる。
7週  第3節 経済危機と第二次世界大戦⑦ 冷戦の展開,冷戦下での日本を含むアジア諸地域の動き,を説明できる。
8週 中間試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
4thQ
9週 第3章 グローバル化と私たち
 第2節 結びつく世界と日本の開国
冷戦の拡大と第三勢力の台頭,キューバ危機,を説明できる。
10週  第2節 冷戦と世界経済① 脱植民地化の動き,自由主義国・社会主義国・新興国の経済政策,を説明できる。
11週  第2節 冷戦と世界経済② 冷戦下の日本とアジア外交,先進諸国の経済成長と社会の変容,を説明できる。
12週  第2節 冷戦と世界経済③ ヨーロッパやアジアにおける地域連携,ベトナム戦争と冷戦構造の変容,を説明できる。
13週  第3節 世界秩序の変容と日本① 近代的価値観の動揺,石油危機とその後の経済の変容,を説明できる。
14週  第3節 世界秩序の変容と日本② アジア諸地域の経済発展,冷戦の終結とその後の動き,を説明できる。
15週 期末試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
16週 おわりに 歴史を学び続ける「意味」について,探求する態度を身につけることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前16
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後16
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前4,前9,前10,前14,前16,後2,後4,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1,前16,後14,後16
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前13,前14,前16,後4,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000