英語コミュニケーションA

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語コミュニケーションA
科目番号 3Z006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 Revised Big Dipper English Communication Ⅲ(数研出版) 高校英語 Harmony(いいずな書店) Date Base 3000 3rd Edition(桐原書店)
担当教員 岡 紀子,麻生 亜希,山崎 英司

到達目標

到達目標
1.まとまりのある英語の文章の概要や要点を読み取ることができる.
2.目的に応じて英文の内容を整理して読み取ることができる.
3.文章の内容を理解したうえで、それについて自分の考えを表現することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文をスキャンリーディングし、速やかに必要な情報を見つけることができる。 英文を読み、時間をかけて、必要な情報を見つけることができる。英文を読んで、必要な情報を見つけることができない。
評価項目2英文の構成を把握し、筆者の主張やキーワードを完全に説明できる。英文の構成を認識し、筆者の主張やキーワードを指示することができる。英文の構成を認識できず、筆者の主張やキーワードを指示することができない。
評価項目3英文を読み、その内容を活用して、自身の考えを他者に説明することができる。英文を読んで、その内容と自身の考えを比較することができる。英文を読んでも、そ の内容と自身の考えを比較することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年生の英語コミュニケーションAでは、教科書の奇数レッスンを対象として授業を行う。語彙力の増強と1・2年生で習得した英文法の復習を行う。また教科書による授業と並行して、英文を早く正確に読むためのに英文のパラグラフ構成を学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書をもとにした講義中心で、板書も行う。また各レッスンに付随した小テストを実施する。また文法、熟語、構文等について練習問題を実施し、課題を課す。教科書や配布されたプリント等は、忘れずに必ず授業に持参すること。
注意点:
定期試験は前期中間・前期末・後期中間・学年末の合計4回実施する。すべては同じウェイトで試験評価として算出する(定期試験の評価割合60%)
また長期休暇中は与えられた課題をこなすこと。この授業では長期休暇中の課題提出をポートフォリオの一部として評価に組み込む。長期休暇中の課題はプリント・ワークブック形式のものに加えて、オンライン教材も使用する。(全提出物・オンライン教材の学習達成度の評価割合40%)通年の週時間数は、90分の一コマを配当。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 課題試験の返却・解説 授業の Introduction
L1 The History of Ekiben          
・日本独自の食文化 - 旅情を演出する駅弁の歴史について英語で読解できる。
・英語の言い換え表現について理解し、活用できる。
2週 L3 Do you Judge People by Their Blood Types? ・人はなぜ性格診断や占いを信じてしまうのか「バーナム効果とは」について英語で読解できる。
・英語における例示表現を理解し、論理展開に注意して英文を読解できる。
3週 L5 The 55-Year Race ・55年もかけてオリンピックのゴールを果たした、日本マラソンの父、金栗四三について英語で読解できる。
・英語の説明文における時間的順序について理解し、活用できる。
4週 L7 Online World-of-Mouth ・レストランの口コミ情報サイトから、必要な情報を読み取ることができる。
・英語のWebサイトに書かれた口コミ情報について理解し、活用できる。
5週 L9 Alfred Nobel : A Person of Peace ・「死の商人」と言われたダイナマイト発明者は、何を思ってノーベル賞を作ったのかについて英語で読解できる。
・英語の譲歩表現について理解し、活用できる。
6週 L11 Keys to Winning ・本番で実力を発揮する方法を、スポーツ心理学や脳科学の観点から書かれた英文を読んで、内容について英語で読解できる。
・英語の心理表現を読んで理解し、活用できる。
7週 試験前総復習 ・定期試験に備えて学習内容を再確認し、学んだ長文に関して適切な解答を答えることができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の返却・解説
L13-1 A New Orchestra and a New Harmony
・ゴミ捨て場の廃棄物からつくった楽器で演奏する,パラグアイのユニークなオーケストラについて英語で読解できる。
10週 L13-2 A New Orchestra and a New Harmony
・英語で書かれた新聞記事を読むための方法を理解し、活用できる。
11週 L15-1 The Immortal Jellyfish ・多細胞生物で最初に発見された不死の生き物,ベニクラゲについて英語で読解できる。
12週 L15-2 The Immortal Jellyfish ・自然に関する英語の説明文について理解し、活用できる。
13週 L17-1 The Shoe That Grows ・靴がなくて学校に行けないケニアの子どもたちのために開発された“成長する靴”について英語で読解できる。
14週 L17-2 The Shoe That Grows
・教育や健康に関する英文を読み、語彙力を増強できる。
15週 前期末試験
16週 前期末試験答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 夏課題試験答案の返却・解説
L19-1 Bottled Water? No Water?
・飲み水が確保できない国がある一方で,先進国は高価なボトル飲料水を生産し消費し続けている問題について英語で読解できる。
2週 L19-2 Bottled Water? No Water? ・環境や自然に関する英文を読み、語彙力を増強できる。
3週 L21-1 Left in Space ・地球の周回軌道上に放置されている宇宙ゴミは,どのように発生したのかについて英語で読解できる。
4週 L21-2 Left in Space ・科学や技術に関する英文を読み、語彙力を増強できる。
5週 L22(No Title) ・読んだ英文からタイトルを類推し、英語の要約文を作ることができる。
6週 L22(No Title) ・アメリカで今も多大な尊敬を集める女性 ― 元黒人奴隷にして奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの生涯について英語で読解できる。
7週 試験前総復習
・定期試験に備えて学習内容を再確認し、学んだ長文に関して適切な解答を答えることができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 L23(No Title)
・読んだ英文からタイトルを類推し、必要な内容に絞った英文を作ることができる。
10週 L23(No Title) ・世界規模で起こったミツバチのなぞの大量死(蜂群崩壊症候群),その原因を探る説明文について英語で読解できる。
11週 L24(No Title) ・読んだ英文からタイトルを類推し、意見と事実を区別した英文を作ることができる。
12週 L24(No Title) ・なぜ私たちはうそをつくのか。うその種類と,うそをつく理由について英語で読解できる。
13週 L25(No Title)
・読んだ英文からタイトルを類推し、ディスカッションをすることができる。
14週 L25(No Title)
・顔認識システムの利点と危険性,顔認識技術で変わる現代の生活や社会について英語で読解できる。
15週 学年末試験
16週 学年末試験答案の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力60000400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000