到達目標
1.世界の歴史を,大きな枠組みと流れの中で,説明できる。
2.文化の多様性と現代世界の特徴を,広い視野から多面的に,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | あなたは,「世界の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。 | あなたは,「世界の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。 | あなたは,「世界の歴史」を,大きな枠組みと流れの中で説明する際に,必要な基礎知識を使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。 |
評価項目2 | あなたは,「文化の多様性と現代世界の特徴を」,広い視野から多面的に,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。 | あなたは,「文化の多様性と現代世界の特徴」を,広い視野から多面的に,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。 | あなたは,「文化の多様性と現代世界の特徴」を,広い視野から多面的に説明する際に,必要な基礎知識を使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
歴史とは「現在と過去との対話」であるといわれます。過去は,私たちが意識的に語りかけないと,ただ過去としてあっただけで何も語ってくれません。未来をよりよく生きていこうと思うなら,私たちはすすんで過去に語りかけなくてはなりません。過去に語りかけること,つまり「過去」を学ぶことを通して,私たちは「現在」を客観的に知り,「未来」を主体的に生きる展望をたてることができるのです。
私たちにとって,現代世界はますます身近なものとなる一方で,複雑で理解しがたいものでもあります。このような世界に「技術者」として進んでいく道を選んだみなさんには,日本のことをみすえながらも,世界に対する理解を深めていくことが求められてくるでしょう。
みなさんが身近な問題を世界の歴史と結びつけて考えることができるようになり,「過去との対話」ができるようになれば,幸いです。
授業の進め方・方法:
教科書の内容を再構成したプリントにそって講義形式で進めます。単元・内容によっては,グループワーク等を取り入れることもあります。
また,予習(事前に授業課題の解答等を準備すること)も積極的に行って下さい(復習は言うまでもありません)。
注意点:
1年次で学習した「地理学」,また2年次で学習する「現代社会Ⅰ」の知見が歴史学の理解を助けることになるでしょう。
また,授業で扱える内容は時間的制約からかなり限定されたものになるため,授業時間以外でもさまざまな学習活動を取り入れ,興味・関心をもつことが必要です。特に,新聞は毎日読んで欲しい「教材」です。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス╱中世から近代へ① |
シラバスの内容を把握する/中世社会の特徴を説明できる。
|
2週 |
中世から近代へ② |
中世社会から近代社会への移行を概略説明できる。
|
3週 |
欧米における工業化と国民国家の形成① |
欧米における工業化の進展を説明できる。
|
4週 |
欧米における工業化と国民国家の形成② |
欧米における工業化の進展に伴う諸問題を説明できる。
|
5週 |
欧米における工業化と国民国家の形成③ |
アメリカ合衆国の独立とその影響を説明できる。
|
6週 |
欧米における工業化と国民国家の形成④ |
フランス革命の原因・過程・影響を説明できる。
|
7週 |
欧米における工業化と国民国家の形成⑤ |
フランス革命後の国際体制と革命の余波を説明できる。
|
8週 |
中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
テスト返却と解説╱ |
到達目標の達成度を自己評価できる。/
|
10週 |
産業資本主義の発展と帝国主義① |
欧米世界の秩序再編の背景および過程を説明できる。
|
11週 |
産業資本主義の発展と帝国主義② |
19世紀ヨーロッパの社会と文化の特徴を説明できる。
|
12週 |
産業資本主義の発展と帝国主義③ |
帝国主義を説明できる。
|
13週 |
アジア諸地域の変革運動① |
アジア諸地域の変革運動を欧米との関係をふまえ説明できる。
|
14週 |
アジア諸地域の変革運動② |
アジア諸地域の変革運動を欧米との関係をふまえ説明できる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
テスト返却と解説 |
到達目標の達成度を自己評価できる。
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
第一次世界大戦 |
第一次世界大戦の背景および過程を説明できる。
|
2週 |
ヴェルサイユ体制と国際秩序の再編 |
第一次世界大戦後に再編された国際秩序を説明できる。
|
3週 |
アジア・アフリカでの国家形成① |
アジア地域での民族運動の展開と国民国家の形成過程を説明できる。
|
4週 |
アジア・アフリカでの国家形成② |
アジア地域での民族運動の展開と国民国家の形成過程を説明できる。
|
5週 |
世界恐慌と国際対立の激化① |
世界恐慌と各国の対応を説明できる。
|
6週 |
世界恐慌と国際対立の激化② |
世界恐慌から第二次世界大戦にいたる過程を説明できる。
|
7週 |
第二次世界大戦 |
第二次世界大戦の背景および過程を説明できる。
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
テスト返却と解説╱ |
到達目標の達成度を自己評価できる。
|
10週 |
国民国家体制と東西の対立① |
冷戦の背景,特徴および展開過程を説明できる。
|
11週 |
国民国家体制と東西の対立② |
「第三勢力」の形成過程を説明できる。
|
12週 |
国民国家体制と東西の対立③ |
「多極化」の進展と冷戦の終結過程を説明できる。
|
13週 |
経済のグローバル化と新たな地域秩序① |
グローバル化とその諸相を概略説明できる。
|
14週 |
経済のグローバル化と新たな地域秩序② |
地球的問題群の概要を説明できる。
|
15週 |
期末試験 |
|
16週 |
テスト返却と解説 |
到達目標の達成度を自己評価できる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 3 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 3 | |
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |