音楽・美術

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 音楽・美術
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 (音楽)MOUSA1:教育芸術者 高校生のための音楽研究ノート(美術)高校生の美術:日本文教出版
担当教員 三宅 かずみ,田上 莉奈

到達目標

1.美術の創造活動を通して、表現と鑑賞の能力を伸ばすことができる.
2.主体的に自己感情や感動を色や形で表現できること.
3.世界の音楽についての知識と、日本の各時代における音楽の知識を共に理解できる.
4.音程・拍子・音階といった基礎的な音楽要素について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1美術の創作活動を通して審美眼を養い、美しいものを直感的にも論理的にも評価できる美術の創作活動を通して審美眼を養い、美しいものを直感的に評価できる美術の創作活動に真剣に取り組めず、美しいものを評価できない
評価項目2創作活動に主体的に取り組んで、自分の感情や感動を能動的に表現できる創作活動にまじめに取り組んで、自分の感情や感動を表現できる創作活動にまじめに取り組めず、自分の感情や感動を形にして表現できない
評価項目3世界の音楽と日本の音楽に関する知識を学び、両者の歴史や背景について説明できる世界の音楽と日本の音楽に関する基礎的な知識を学び、簡単な説明ができる世界の音楽と日本の音楽に関する基礎的な知識について、簡単な説明もできない
評価項目4音程・拍子・音階といった音楽要素について実演を交えて説明ができる音程・拍子・音階といった基礎的な音楽要素について簡単な説明ができる音程・拍子・音階といった基礎的な音楽要素について簡単な説明もできない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
美術の主題は「デザインセンストレーニング(感性トレーニング)」である.発想から展開、展開から構想へ、そして作品化、そしてまた発想へ、といったセンストレーニングのサイクルを授業では繰り返し行い、表現力や創造力を高め、創造活動のからくりを知り、ものの見方、とらえ方を学んでいく.
音楽の授業では、教科書と共にクラシック、ミュージカル、ポピュラー、民族音楽等を取り入れ、音楽のジャンルを問わずに素晴らしい芸術としての音楽を見分けて、楽しみ、それにより豊かな人格を育てることを目的とする。
授業の進め方・方法:
美術の授業内容は実習を主体とし、前半は点、線、平面について学び、後半は立体について学ぶ.
音楽の授業内容は講義と、歌の発表による2部構成となる.
注意点:
美術の評価は「発表」(課題制作計画の立案から制作完了まで)と「ポートフォリオ」(ノート、アイデアスケッチなどの提出物)を組み合わせて行う.
音楽の評価は「試験」と「その他」(歌のテスト)を組み合わせて行う.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 平面作品の鑑賞 代表的な平面作品を鑑賞し、その独自性や制作背景、技法について理解できる.
2週 平面を中心としたデザインセンストレーニング 平面作品を制作する際に、教員やクラスメートと相談しながら構想を練ることができる.
3週 模写演習1 いくつかの作品を参考にしながら、作品の模写に取り組むことができる.
4週 模写演習2 いくつかの作品を参考にしながら、作品の模写を完成させることができる.
5週 ポスターの制作1 模写演習作品を使用して、ポスターの制作に取り組むことができる.
6週 ポスターの制作2 模写演習作品を使用して、ポスターの制作に取り組むことができる.
7週 ポスターの制作3 模写演習作品を使用して、ポスターの制作を完成させることができる.
8週 学生の作品評価 クラスメートの作品を鑑賞し、適切な評価をすることができる.
2ndQ
9週 立体作品の鑑賞 代表的な立体作品を鑑賞し、その独自性や制作背景、技法について理解できる.
10週 立体を中心としたデザインセンストレーニング 立体作品を制作する際に、教員やクラスメートと相談しながら構想を練ることができる.
11週 針金による立体構成1 いくつかの作品を参考にしながら、針金による立体の骨組み作りに取り組むことができる.
12週 針金による立体構成2 いくつかの作品を参考にしながら、針金による立体の骨組み作りを完成させることができる.
13週 パースペクティブ制作1 針金立体構成作品を使用して、一転透視図の制作に取り組むことができる.
14週 パースペクティブ制作2 針金立体構成作品を使用して、一転透視図の制作に取り組むことができる.
15週 パースペクティブ制作3 針金立体構成作品を使用して、一転透視図の制作を完成させることができる.
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 西洋音楽史1 ギリシア・中世・ルネサンス時代の音楽を、歴史・地理を踏まえつつ鑑賞し、その音楽背景と特徴について理解できる.
2週 西洋音楽史2 バロック時代・古典派・ロマン派の音楽を、歴史・地理を踏まえつつ鑑賞し、その音楽背景と特徴について理解できる.
3週 西洋音楽史3 20世紀の音楽を、歴史・地理を踏まえつつ鑑賞し、その音楽背景と特徴について理解できる.
4週 日本音楽史1 先土器時代から室町時代までの音楽を、歴史を踏まえつつ鑑賞し、その音楽背景と特徴について理解できる.
5週 日本音楽史2 江戸時代から現代までの音楽を、歴史を踏まえつつ鑑賞し、その音楽背景と特徴について理解できる.
6週 譜面と音名 ト音記号とヘ音記号を区別し、鍵盤上の音を音名で答えることができる.
7週 音程 単音程や複音程などの違いについて説明できる.
8週 拍子・音価 2・3・4拍子の違いと、単純拍子と複合拍子の違いを説明できる.
4thQ
9週 音階 それぞれの音符の名前と長さを理解できる.
10週 楽語 強弱、奏法、発想、速さなどの様々な西洋音楽用語を原語、読み方、意味の面において全て理解できる.
11週 歌1 様々な国の歌を、その国の現地語で歌い、発音の違いを感じることができる.
12週 歌2 様々な国の歌を、その国の現地語で歌い、発音の違いを感じることができる.
13週 歌3 様々な国の歌を、その国の現地語で歌い、発音の違いを感じることができる.
14週 歌4 様々な国の歌を、その国の現地語で歌い、発音の違いを感じることができる.
15週 歌5 様々な国の歌を、その国の現地語で歌い、発音の違いを感じることができる.
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合2535001525100
基礎的能力25000152565
専門的能力0000000
分野横断的能力035000035