到達目標
1.工学が社会に果たしてきた,あるいはこれから果たすべき役割を説明できる
2.工学と技術の関連及び技術者として必要な学習.心得を説明できる
3.工学の各分野の概略的内容と他分野の関連について説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 工学が社会に果たしてきた役割について的確に把握するとともに,これから果たすべき役割について自分の意見を明確に持って,詳細に説明できる | 工学が社会に果たしてきた役割についておおよそ把握するとともに,これから果たすべき役割について説明できる | 工学が社会に果たしてきた役割について把握することができず,これから果たすべき役割についても説明できない |
評価項目2 | 工学と技術の関連を的確に把握し,技術者としての必要知識や・心得を十分に説明できる | 工学と技術の関連をおおよそ把握し,技術者としての必要知識や・心得をある程度説明できる | 工学と技術の関連を把握できず,技術者としての必要知識や・心得を説明できない |
評価項目3 | 工学各分野の歴史や概略的内容及び他分野との関連を的確に把握し,それを明確に説明できる | 工学各分野の歴史や概略的内容及び他分野との関連をおおよそ把握し,それを説明できる | 工学各分野の歴史や概略的内容及び他分野との関連を把握できず,それを説明できない |
学科の到達目標項目との関係
学習教育到達目標 A-2
説明
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学習教育到達目標 B-1
説明
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教育方法等
概要:
主に機械,電気,電子,情報,化学,生物,環境,建築の分野における現状と現在までのさまざまなみちのり(技術史)を学ぶことで,専門学科にとらわれることなく幅広い技術に関する知識を深め,視野を広げます.また,技術者倫理を学ぶことで,社会に対する技術者としての責任の自覚を目指します.
授業の進め方・方法:
メカニクス・エネルギー・情報システム・応用化学・環境生命・建築のコースの教員が、3 週ずつ担当し、主に講義と一部演習等を行います。
注意点:
レポート100%で評価します。レポートの内容・提出方法等は各担当教員から指示します。
授業の順番は、授業計画の3 週毎にクラスによって異なります。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
福祉社会に向けた創造工学科の役割 |
創造工学科の位置づけや将来の展望、福祉社会との関係について説明する.これらに関して理解できていること。
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2週 |
技術者の責任と社会の安全 |
工学が技術社会の中で果たすべき役割や技術者としての責任について安全問題を切り口として解説する。これらに関し理解できていること.
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3週 |
エネルギーと地球温暖化問題 |
人類が開発してきたエネルギー源の歴史と今後のあり方について考え,現在,深刻化しつつある地球温暖化問題に対していかに対応すべきか,具体例を挙げて示す.これらに関し理解できていること.
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4週 |
磁石と静電気 |
摩擦による静電気など,いくつかの電磁気現象などを例にあげ,18 世紀以前の電気の歴史を紹介する.これらに関し理解できていること.
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5週 |
電流と磁気 |
現在用いられているさまざまな電磁気関係の法則のもととなった,19世紀の先人たちの業績を紹介する。これらに関して理解できていること。
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6週 |
エレクトロニクス,原子エネルギー |
今日の繁栄を気付いた電気・電子技術の発展過程を紹介する。また,現代社会が抱えるエネルギー・環境問題についていくつかの課題を例に挙げ,技術者としてあるべき姿を考える。これらに関して理解できていること。
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7週 |
電子機器としてのコンピュータ |
コンピュータとは何かから,コンピュータの誕生から現在にいたるまでの,コンピュータの発展の歴史を把握できる.その中で,特にコンピュータを構成する電子部品にも注目し,その変遷の概観を得ることができる.また現在のコンピュータのハードウェア的要素について認識できる.
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8週 |
情報処理装置としてのコンピュータ |
まず,情報とは何かを考え,コンピュータでそれらの情報がどのように扱われるのか概略を理解できる.また,ハードウェアとソフトウェアとの関係を見ながら,ソフトウェアが進歩してきた歴史を把握し,今後どのように応用されていくのか考察できる.
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2ndQ |
9週 |
コンピュータをとりまく環境 |
コンピュータの利用目的や利用形態の変遷とインターネットとの関連を理解できる.また,身の回りにある誤情報や最近のコンピュータの不正利用等に対して,安全な情報や適切なコンピュータの利用について考えることができる.さらに,今後のコンュータとの付き合いかたについても考察できる.
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10週 |
工学の進展と技術者 |
工学の進展は自然科学(数学や理科)の発展といっても過言ではない。実際のこれらの発展は,技術者の力によるところが大きい。その時,既存の縦割りの分野の内容のみで発展することは非常に少なく,いろいろな既存分野の知識力,技術力を持ち寄り連携することにより実現しているのが現状である。これらのことを科学技術の発展例を通して,技術者の知識,思考,行動等の重要性を理解する。
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11週 |
技術者と倫理感 |
工学の進展は我々の生活の便利さ,快適さを実現している。その便利さ,快適さは一朝一夕に実現するものではなく,技術者等のたゆ まない地道な様々な努力により成し遂げられている。技術者等には,そのような愚直な者が大多数であるが,反対に,功を焦るあまり捏造,偽装といった事象があることも事実である。このような悪い事例を通して,技術者としてもつべき倫理観を理解する。
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12週 |
創造性と技術者 |
内因性、外因性を問わず何か新しいものを創りたいという欲求は、技術者の重要な要素である。そのためにはたゆまない知識の獲得とその思いを継続する努力が必要であることを強く認識していく必要がある。我々のかかえる諸問題を例にして,技術者としてできる「ひらめき」(「思いいつき」ではない)について理解する。
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13週 |
人類の文明,文化における建築の役割 |
人類の文明,文化における建築や土木の役割を,歴史的および世界的な視点から理解する.また,建築家の仕事の紹介を通じて,建築の仕事の意味を理解する.
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14週 |
「世界の建築探検」調査 |
4人1組で,コンクリート,鋼,木のほか竹,土,石等様々な材料で作られた建築物(土木構造物も可)を各人1つずつ,インターネットを使い調査し,A4用紙 1枚にまとめる.
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15週 |
「世界の建築探検」発表会 |
各人の調査した建物の魅力を,班ごとに他の人に向けて発表する.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |