地理学

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 地理学
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 教科書:新詳地理B(帝国書院)・新詳高等地図(帝国書院) 参考書:最新地理図表GEO(第一学習社)
担当教員 中島 洋典

到達目標

1.惑星としての地球の特性と人間活動との関係について説明できる。
2.地球を構成する大気・海洋・大地の特性と人間活動との関係について説明できる。
3.自然環境と人間活動の関係による産業について、その特性と関係について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1惑星としての地球の特性と人間活動との関係について、発展的な内容を説明できる。惑星としての地球の特性と人間活動との関係について、基本的な概要を説明できる。惑星としての地球の特性と人間活動との関係について論理的に説明できない。
評価項目2地球を構成する大気・海洋・大地の特性と人間活動との関係について、発展的な内容を説明できる。地球を構成する大気・海洋・大地の特性と人間活動との関係について、基本的な概要を説明できる。地球を構成する大気・海洋・大地の特性と人間活動との関係について論理的に説明できない。
評価項目3自然環境と人間活動の関係による産業について、その特性と関係について、発展的な内容を説明できる。自然環境と人間活動の関係による産業について、その特性と関係について、基本的な概要を説明できる。自然環境と人間活動の関係による産業について、その特性と関係について論理的に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地理学は自然とそれを背景として多様に営まれている人間の諸活動を含む「地球」を対象にしています。この「地球」を構成する自然や人間活動について自然科学・社会科学の視点から多面的に理解することがこの科目の目的です。「地球」を構成する各種要素がどのようなシステムの中で成り立っているのか学習します。私たちが見えるものや現象についてそのような視点で観察し、そのシステムを考えていきます。
授業の進め方・方法:
教科書や補助教材を利用しながら、講義を中心として授業を進めます。理解を深めるために地球儀や掛地図等も利用します。また、単元や内容によって、グループワークを取り入れることもあります。
注意点:
各種の教材を利用しますが、授業をよく聴いていないと内容を十分に理解できませんし、教材に示されていない事柄を板書する場合もあります。授業時間内にそれらを理解できるように、集中して授業を受けてください。また、地理学的な基本用語については授業時間以外に学習してもらいます。地図帳やその他の資料を常に利用する習慣を身につけてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 宇宙の中の地球 惑星としての地球の特性や月との関係について理解できる。
2週 地球の形と大きさ 地球の形と大きさを実感として理解できる。
3週 地球の自転運動 地球の自転運動と時間の関係を理解できる。
4週 地球の公転運動 地球の公転運動と日付や季節の存在との関係について理解できる。
5週 緯度と経度 地球の緯度と経度の意味と地表面上の位置との関係について理解できる。
6週 時間と時差 地球の各種運動と時間や時差の関係について理解できる。
7週 地表面の水陸分布 地表面上の陸地と海洋の分布特性とそれぞれの特徴について理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 大気の構造と気圧 大気の層構造と気圧の変化とその影響について理解できる。
10週 地球の熱収支 地球と外部の熱収支及び大気と海洋の熱輸送について理解できる。
11週 大気の大循環と気象現象 地球規模の大気の移動現象とそれを背景とした各種の気象現象について理解できる。
12週 海水の運動とその特性 地球規模の海水の移動現象とそれが環境に及ぼす影響について理解できる。
13週 地形をつくる作用(内的営力) 内的営力の特性と形成する地形の関係について理解できる。
14週 地形をつくる作用(外的営力) 外的営力の特性と形成する地形の関係について理解できる。
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説
後期
3rdQ
1週 プレートテクトニクス(1) 地球の内部構造について理解できる。
2週 プレートテクトニクス(2) プレートの特性と移動について理解できる。
3週 プレートテクトニクス(3) 広がるプレート境界の特性を理解できる。
4週 プレートテクトニクス(4) 狭まるプレート境界の特性を理解できる。
5週 プレートテクトニクス(5) 地震や火山活動と人間生活との関係について理解できる。
6週 世界の地体構造(古期造山帯) 古期造山帯の特性と人間活動との関係について理解できる。
7週 世界の地体構造(安定陸塊) 安定陸塊の特性と人間活動との関係について理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 エネルギー資源の分布と利用 世界のエネルギー資源の分布と利用の特性について理解できる。
10週 鉱産資源の分布と利用 世界の鉱産資源の分布と利用の特性について理解できる。
11週 資源・エネルギー問題 世界や日本の資源やエネルギーの問題点について理解できる。
12週 工業の発達と立地 自然環境を背景とした工業の発達と立地について理解できる。
13週 世界の工業地帯 世界各地の工業地帯の特性と人間の活動の関係について理解できる。
14週 世界の工業の現状と課題 世界規模の工業の変化の現状とその問題について理解できる。
15週 期末試験
16週 テスト返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3前1,前2,前9,前10,前11,前12
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3前7,前13,前14,前15,後2,後3,後4,後6,後7
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3前13,後1
マグマの生成と火山活動を説明できる。3前13,後3,後4,後5
地震の発生と断層運動について説明できる。3前13,後5
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3後2,後3,後4
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3前13,後4,後5
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3前9
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3前10
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3前11
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3前12
人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合85000150100
基礎的能力85000150100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000