概要:
各専門コースを担当する教員が,そのコースの基礎部分に当たる内容の実習・演習プログラムを設定して全学生が受講する.この科目は1年次後期に開講する「工学基礎Ⅱ」に接続するもので,専門6コースの内容についてさらに深く理解するとともに,学際的な工学基礎知識を身につけて,2年前期末の専門コース選択の際に的確な選択ができるよう学生を支援する目的を持つ科目である.
授業の進め方・方法:
各専門コースを担当する各1名の教員が,全6名で専門科目に関する実験や演習を中心とした講義を行なう.各専門コース担当教員は1クラスに対して2週に渡って2回連続の授業を実施する.
また,ガイダンスおよび学年合同企画を実施して各専門コースの理解を深める.
注意点:
【エネルギーコース】
電子回路製作およびハンダづけ作業を伴うので,怪我・火傷・火災など,安全には十分注意すること.
【環境生命コース】
試薬の取扱い,廃棄方法など安全に注意すること.
【応用化学コース】
試薬の取扱い,廃棄方法など安全に注意すること.
【メカニクスコース】
3次元CAD「SolidWorks」を使用するため,マウスを使ったパソコン操作に慣れていることが望ましい.
【情報システムコース】
演習室のPCの利用について注意を払うこと.
【建築コース】
カッターナイフやはさみなどの取り扱いに注意すること.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
本科目履修の目的と概要を把握する.
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2週 |
エネルギーコース1 IchigoJam T の製作 |
Ichigo Jam T の製作ができる.
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3週 |
エネルギーコース2 IchigoJam T を用いたプログラミング |
Ichigo Jam T を用いて,簡単なプログラミングができる.
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4週 |
応用化学コース1 けん化反応(石鹸の製作) |
けん化反応に関する実験を行うことができる.その際、正しく試薬を取り扱うことができる.
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5週 |
応用化学コース2 石鹸の性質の評価 |
使用する油脂の違いによる石鹸の性質の違いを評価できる。けん化反応の基礎的な原理が説明できる.
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6週 |
環境生命コース1 細胞からDNAの抽出 |
DNAの抽出に関する実験を行うことができ,基礎的な原理が説明できる.
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7週 |
環境生命コース2 生体成分の検出 |
生体成分を検出する実験ができ,化学反応を利用した生体成分の検出法について説明できる.
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8週 |
メカニクスコース1 3D CAD操作の基本説明 |
SolidWorksの基本操作方法を理解して,簡単な3次元図形を描くことができる.
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2ndQ |
9週 |
メカニクスコース2 3次元的な製品図形の製作 |
3D CADを使って,簡単な3次元部品や製品を描くことができる.
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10週 |
情報システムコース1 なでしこを使用したwindowsプログラミング |
なでしこのプログラムからウィンドウを開いたり、プログラムに連動したボタンを描画したりできる.
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11週 |
情報システムコース2 なでしこを使用した図形描画 |
繰り返し構造などを利用して,規則的に並んだ図形をウィンドウ内に描画できる.
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12週 |
建築コース1 折り紙建築の制作方法の説明とオリジナル折り紙建築の計画と設計 |
折り紙建築の仕組みを理解し,オリジナル作品の制作に向けて計画・設計ができる.
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13週 |
建築コース2 オリジナル折り紙建築の制作と講評会 |
オリジナル作品の制作ができ,作品についてプレゼンテーションすることができる.
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14週 |
合同企画1 |
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15週 |
合同企画2 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 3 | |
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。 | 3 | |
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。 | 3 | |