到達目標
1.実験・実習の内容を理解し,その目的に沿って手順に従い,実行できる
2.実験・実習の経過,結果について,基本的なレポートの記述方法に従い作成して提出できる
3.各専門コースと実験・実習内容との関連を理解し,説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験・実習の内容を十分に理解し,それを手順に的確に,正確に実行できる | 実験・実習の内容を理解し,それを手順に沿って実行できる | 実験・実習の内容を理解できず,それを手順に沿って実行できない |
評価項目2 | 実験・実習のレポートをその記述方法に的確に従って作成し,提出できる | 実験・実習のレポートをその記述方法に従って作成し,提出できる | 実験・実習のレポートをその記述方法に従って作成できず,提出できない |
評価項目3 | 各専門コースと実験・実習との関連を十分に理解し,正確に説明できる | 各専門コースと実験・実習との関連を理解し,説明できる | 各専門コースと実験・実習との関連を理解できず,説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本校の専門6コースの基礎的な内容を具現する実験・実習テーマを設定し、1年生の時期から工学的な現象を体験し、工学に対する興味と関心を高めるとともに、実験データのまとめ方やレポート作成に関する基本的な方法を身につける。また,専門6コースの内容と実験・実習テーマとの関連性を理解させる.
授業の進め方・方法:
全1年生を30班(1班は約7名)に分けて,6コースで分担担当する.それぞれのコースに5班(約32名)ずつ配置する.各コースにおいて2週分の実験・実習を担当し,順次巡回方式で全学生が全コースの実験テーマを実施できるようにする(12週分).その際の残りの3週分については,第1週は本科目の総合ガイダンスを実施し,第2週目に各コースのガイダンス.第3週は,5クラスに対して,レポートの書き方や計算機の使用方法などの共通授業を行う.
注意点:
下記授業計画の4週〜15週は,班によってその順序が異なる.
評価はレポートで100%評価する.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
総合ガイダンス, |
本科目履修の目的と概要を把握できる.各コースの実験・実習内容の概要を把握できる.
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2週 |
安全教育,レポート作成ガイダンス,関数電卓実習
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実験・実習の安全について理解できる.実験・実習レポートの作成方法を理解できる.関数電卓の基本的な使用方法を理解できる.
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3週 |
エネルギーコース(1)電気エネルギー変換 |
電気エネルギーから動力への変換方法について,実験を通して理解できる.
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4週 |
エネルギーコース(2)電気エネルギーの消費とオームの法則 |
電気エネルギーとオームの法則との関係について,実験を通して理解できる.
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5週 |
応用化学コース(1) 基礎化学実験 |
基本的な化学実験の反応のメカニズムについて、実験を通して理解できる。
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6週 |
応用化学コース(2) 環境問題に関する実験 |
環境問題に関する実験について、実験を通して問題の発生のメカニズムを理解できる。
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7週 |
環境生命コース(1) 微生物基礎実験
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基本的な微生物の取り扱い(培地を用いて微生物の分離,培養,観察)ができる.
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8週 |
環境生命コース(2) 酵素基礎実験
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酵素反応を行い,基礎的な反応機構について理解できる.
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4thQ |
9週 |
メカニクスコース(1)工作機械による金属加工の見学 |
工作機械の名称と機能を理解できる.
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10週 |
メカニクスコース(2)手作業による金属加工の見学 |
手作業で使用する工具の名称と機能を理解できる.金属の切断・接合の方法を理解できる
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11週 |
情報システムコース(1)プログラミング体験(1) |
ピコクリケットの基本的な使い方をマスターできる. 電子部品(モータ、ライト、サウンドセンサ、タッチセンサなど)の機能を理解できる.
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12週 |
情報システムコース(2)プログラミング体験(2) |
プログラムの基本構造(順次処理,条件判定、繰り返し処理)を理解できる. ブロックを組み合わせてプログラミングし,期待する動作を実現できる.
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13週 |
建築コース(1) 概要説明および構造物の作製および測定(1)
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課題の概要を理解することができる. 構造物を作製して,高さおよび強さなどについて確認することができる.
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14週 |
建築コース(2) 構造物の作製および測定(2)
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構造物を作製して,高さおよび強さなどについて確認することができる.
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15週 |
創造工学実験実習のまとめ |
体験した6コースの実験・実習を各コースの専門に関連付けて説明できること.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 2 | |
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 2 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 2 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 2 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 2 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |