現代社会Ⅱ

科目基礎情報

学校 有明工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 現代社会Ⅱ
科目番号 0034 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:『政治・経済』(東京書籍)/資料集:『最新政治・経済資料集 新版』(第一学習社)
担当教員 中島 洋典,山口 英一,谷口 光男

到達目標

1.民主政治の基本原理および日本国憲法の特徴を説明できる。
2.資本主義経済の特徴および政府の経済的役割を説明できる。
3.現代社会の特質や課題について,資料を活用するなどし,解決に向けて探求できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1あなたは,「民主政治の基本原理および日本国憲法の特徴」を,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。あなたは,「民主政治の基本原理および日本国憲法の特徴」を,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。あなたは,「民主政治の基本原理および日本国憲法の特徴」を説明する際に,必要な基礎知識を使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。
評価項目2あなたは,「資本主義経済の特徴および政府の経済的役割」を,必要な基礎知識を正しく使用することができ,論理的に(漢字や文法上の誤りなく)読み手に説明できている。あなたは,「資本主義経済の特徴および政府の経済的役割」を,必要な基礎知識を誤りがあるものの使用することができ,漢字や文法上の誤りが含まれるものの,読み手に説明できている。あなたは,「資本主義経済の特徴および政府の経済的役割」を説明する際に,必要な基礎知識を使用することができず,漢字や文法上の誤りが多いため,読み手に説明できていない。
評価項目3あなたは,「現代社会の特質や課題」を,必要な資料を適確に活用するなどして把握し,解決に向けた自身の考えを正確に読み手に説明できている。あなたは,「現代社会の特質や課題」を,必要な資料を最低限活用するなどして把握し,解決に向けた自身の考えを読み手に説明できている。あなたは,「現代社会の特質や課題」を,必要な資料を最低限活用することができず,解決に向けた自身の考えを読み手に説明できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1

教育方法等

概要:
 現代社会は,複雑な構造をもった社会であり,今後いっそう変化が激しくなると予想される社会です。そのため,現代社会の全体像は,私たちにとって非常に「見えにくい」ものになっているうえに,政治や経済の学習は,みなさんにとって「難しくて取り組みにくそう」という印象でしょう。
 しかし,私たちは政治や経済を避けたまま生きていくことはできません。現代社会の政治や経済のなかで,私たちは生きているのですから。
 そこで,本授業では,現代社会の「見取り図」(ここでは政治や経済に関する事象相互の関連や本質をとらえるための概念的な枠組み)を大まかにでも手に入れてもらうために,3つの到達目標を設定しています。
 現代社会の形成者として,地球市民の一員として,そして技術者として生きていくみなさん,ともに学び考えていきましょう。
授業の進め方と授業内容・方法:
 教科書の内容を再構成したプリントにそって講義形式で進めます。単元・内容によっては,グループワーク等を取り入れることもあります。
 また,予習(事前に授業課題の解答等を準備すること)も積極的に行って下さい(復習は言うまでもありません)。
注意点:
 一般科目で系統的に学習してきた「地理学」,「歴史学Ⅰ」,「現代社会Ⅰ」の知見が本授業の理解を助けることになるでしょう。また,授業で扱える内容は時間的制約からかなり限定されたものになるため,授業時間以外でもさまざまな学習活動を取り入れ,興味・関心をもつことが必要です。特に,新聞は毎日読んで欲しい「教材」です。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 民主政治の基本原理①民主政治の成立 政治とは何か,また社会とはどのような関係にあるか,説明できる。
2週 民主政治の基本原理②法の支配 「法の支配」が民主主義に不可欠なのはなぜか,説明できる。
3週 民主政治の基本原理③基本的人権の確立 基本的人権はどのように確立したか,説明できる。また,人権保障の内容は歴史的にどのように変化してきたか,説明できる。
4週 民主政治の基本原理④現代の民主政治 大衆民主主義がファシズムを生み出したのはなぜか,説明できる。また,民主主義の下では意見の対立をどのように解決するか,説明できる。
5週 民主政治の基本原理⑤世界のおもな政治体制 議院内閣制と大統領制の特徴を説明できる。また,社会主義体制やイスラーム諸国の政治体制などの特徴を説明できる。
6週 日本国憲法の基本原理①日本国憲法の制定と基本原理 憲法とは何か,説明できる。また,明治憲法の特徴を説明できる。
7週 日本国憲法の基本原理②日本国憲法の制定と基本原理 日本国憲法の制定過程を説明できる。また,日本国憲法の基本原理を説明できる。
8週 中間試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
9週 日本国憲法の基本原理③基本的人権の保障 日本国憲法はどのような人権を保障しているか,説明できる。
10週 日本国憲法の基本原理④基本的人権の保障 新しい人権とは何か,またどのようなものがあるか,説明できる。また,基本的人権と公共の福祉との関係は,どのようになっているか,説明できる。
11週 日本国憲法の基本原理⑤平和主義 憲法第9条をめぐってどのような意見が対立しているか,説明できる。
12週 日本国憲法の基本原理⑥平和主義 日米安全保障条約のどのような内容が問題になっているか,説明できる。また,自衛隊の現状はどうなっているか,説明できる。
13週 現代政治の特質と課題①戦後政治と政党 日本の政党政治の課題は何か,説明できる。また,利益集団の活動と市民参加の政治はどうあるべきか,探求できる。
14週 現代政治の特質と課題②選挙と政治意識 日本の政治制度の特徴は何か,またどのような点が問題になってきたか,説明できる。また,政治的無関心とは何か,それは何をもたらすか,説明できる。
15週 期末試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
16週 前期のまとめ これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
後期
1週 現代の資本主義経済①資本主義体制の成立と発展 資本主義経済の特徴は何か,また成立・発展・変容の過程とそれにともなう政府の役割の変化を,説明できる。
2週 現代の資本主義経済①資本主義体制の成立と発展 資本主義経済の特徴は何か,また成立・発展・変容の過程とそれにともなう政府の役割の変化を,説明できる。
3週 現代の資本主義経済②現代経済の特質 社会主義経済の特徴は何か,またその現状を説明できる。また,現代経済の特質を説明できる。
4週 現代経済のしくみ①経済主体と経済の循環,生産のしくみと企業 経済主体とは何か,また3つの経済主体の役割を説明できる。
5週 現代経済のしくみ①経済主体と経済の循環,生産のしくみと企業 現代の企業活動の特徴,また現代の企業に求められているものは何か,説明できる。
6週 現代経済のしくみ②市場経済の機能と限界 価格は市場でどのような役割を果たしているか,なぜ独占禁止法による規制が必要となるのか,市場は必ずしも万能ではないといわれるのはなぜか,説明できる。
7週 現代経済のしくみ③国民所得と経済成長 経済活動の現状や変化をとらえる指標にはどのようなものがあるか,景気変動はなぜ起こるのか,インフレやデフレは国民生活にどのような影響を与えるか,説明できる。
8週 中間試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
9週 現代経済のしくみ⑤金融のしくみと機能 金融とは何か,また金融市場はどのような役割を果たしているか,説明できる。
10週 現代経済のしくみ⑤金融のしくみと機能 金融政策の手段にはどのようなものがあるか,説明できる。また,金融の自由化とは何か,なぜ規制が必要となるのか,説明できる。
11週 現代経済のしくみ⑥財政のしくみと機能 財政政策の目的・役割は何か,説明できる。
12週 現代経済のしくみ⑥財政のしくみと機能 日本の租税体系はどのようになっているか,また日本の財政の今後の課題は何か,説明できる。
13週 福祉社会と日本経済の課題① 福祉社会と日本経済の課題について,6つのトピックの中から選択し,資料を活用するなどして,課題を整理し,課題の解決に向けて探求できる。
14週 福祉社会と日本経済の課題② 福祉社会と日本経済の課題について,6つのトピックの中から選択し,資料を活用するなどして,課題を整理し,課題の解決に向けて探求できる。
15週 期末試験 これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。
16週 後期のまとめ これまでの学習をふまえ,到達目標を達成できているか,確認できる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000