国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 国語Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「国語総合」 教育出版
担当教員 岩下 祥子,白神 宏

到達目標

1.論理的な文章を読み、構成や展開に基づいて論旨を理解し、要約することができる。
2.文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果を説明できる。
3.古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、自ら創作できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の構成・展開を正しく理解し、要約した上で、自分の意見を表すことができる。論理的な文章の構成・展開を正しく理解し、要約できる。論理的な文章の構成・展開を理解、要約することができない。
評価項目2文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果を説明できる。また、代表的な文学作品の日本文学史上における位置を理解できる。文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などを味わい、その効果を説明できる。文学作品を読み、人物・情景・心情の描写などの効果を説明できない。
評価項目3古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、熟語・ことわざ・慣用句などの知識を活用し、自ら創作できる。古文・漢文を音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、創作できる。古文・漢文を正しく音読し、リズムや韻などを味わうことができる。短歌・俳句・現代詩の表現を学び、創作することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会生活に必要な国語の理解能力・思考力・鑑賞力を養い、心情を豊かにして、言語活動の向上を図ることを目的とする。授業では現代文、古文、漢文を読解することで、言語文化に対する関心を深め、多角的な視点で考える力を養う。また、語句学習・漢字学習を通して基本的な知識を身につけ、表現力・文章力を磨く。
授業の進め方・方法:
次回学習する単元を予習してくること。配布するプリント類を整理すること。問いに対して簡潔明快な答えで応答すること。
注意点:
辞書類・国語便覧を活用し、積極的に疑問を投げかけてほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の目標と概要の説明。基本的な文章表現について学ぶ。
2週 随想:エローラの像 随想を読み、構成を理解する。
3週 随想:エローラの像 随想を読み、筆者の主張・感じ方を理解する。
4週 随想:エローラの像 随想を読み、筆者の感じ方に触れ、自己を見つめ直す。
5週 評論:自由の制服 評論を読み、構成・展開を理解する。
6週 評論:自由の制服 評論を読み、筆者の主張を読み取る。
7週 評論:自由の制服 評論を読み、筆者の主張を読み取り、考察を深め、要約することができる。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 試験解説
現代詩
試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。
詩を読み、表現の特色や効果について読み味わう。
10週 古文入門
古文:児のそら寝
身近な古文表現に親しみながら、古文の基礎を学ぶ。
古文を読み、表現の特色を読み味わう。
11週 古文:枕草子 作者と作品成立について学ぶ。
古文を読み、表現の特色を読み味わう。
12週 小説:清兵衛と瓢箪 小説を読み、作者と時代背景について学ぶ。
13週 小説:清兵衛と瓢箪 小説を読み、時代背景と人物の置かれた状況を考察する。
14週 小説:清兵衛と瓢箪 小説を読み、時代背景と人物の置かれた状況・心情の変化などについて考察を深める。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 試験内容の解説 試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。
後期
3rdQ
1週 小説:羅生門 作者と作品成立について学ぶ。
構成・展開を理解する。
2週 小説:羅生門 小説を読み、人物・時間・空間について考察する。
3週 小説:羅生門 小説を読み、人物・時間・空間について考察し、問題を追究する。作品についての感想文を書くことができる。
4週 古文:徒然草 作者と作品成立について学ぶ。
5週 古文:徒然草 歴史的仮名遣いの本文を正しく音読できる。
現代語訳をすることができる。
6週 古文:徒然草 随筆から、筆者独特のものの見方を学ぶ。現代の生活と結びつけて考察する。
7週 意見文を書く 主張を明確にし、構成・語彙を工夫した意見文を書く。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
4thQ
9週 試験解説
漢文のすすめ
試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。
格言や故事を読み、漢文の特色・訓読方法を学ぶ。
10週 漢文:史伝 史伝を読み、『史記』の物語を読み味わう。
正しく訓読できる。
11週 漢文:史伝 史伝を読み、『史記』の物語を読み味わう。
訓読から現代語訳をすることができる。
12週 漢文:史伝 史伝を読み、『史記』の物語を読み味わう。
故事成語の成立について考える。
13週 短歌・俳句 短歌・俳句を鑑賞し、表現技法を学ぶ。
14週 短歌・俳句 自ら創作して、表現力を養う。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
16週 試験内容の解説 試験の内容を理解し、不正解だったところはなぜ不正解だったのかを考える。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題小テスト課題テストポートフォリオその他合計
総合評価割合6020101000100
基礎的能力6020101000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000