地理Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 地理Ⅱ
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「高等学校 新地理総合」新井祥穂ほか(帝国書院)/「新詳地図高等地図」(帝国書院)
担当教員 白神 宏

到達目標

1.世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。
2.民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
3.世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の資源、産業の分布や動向の概要を十分説明できる。世界の資源、産業の分布や動向の概要をおおまかに説明できる世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できない
評価項目2民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について十分考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性についておおまかに考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できない。
評価項目3世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から十分展望できる。世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点からおおまかに展望できる。世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E① 歴史・文化・国語・外国語を学び、コミュニケーションするための基礎的な教養を身に付ける。
学習・教育到達度目標 F① 歴史・文化・社会に関する基礎的な知識を身に付ける。

教育方法等

概要:
グローバルな視野を持った創造的技術者を育成するため、現代世界の国々についての地理的理解を図る。その際、自然環境や人間活動が社会に及ぼす影響について考察するとともに、今日の国際社会が抱える諸問題を地理的な視点で捉える。系統地理的・地誌的アプローチをする。
授業の進め方・方法:
教科書の主要部分を取り上げて授業を進めるが、地図帳・プリント等で詳しく考察する所もある。授業中は教科書・地図帳・プリント等をフルに活用して進めるので、ノート筆記を工夫して自分なりのノートを完成してほしい。適宜考えや意見を問うので自分なりの考えを述べる習慣をつけること。試験前は教科書や地図帳・ノート・プリントを中心に復習に努めること。普段からテレビ・新聞・書物等で地理や旅に関するものに親しんでほしい。隔週で州ごとの国名を問う小テストを行う。夏休み・冬休みには課題を課す。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 東アジア(1) 中国の経済発展の過程について説明できる。
2週 東アジア(2) 中国の民族的多様性、香港・台湾の地域的特徴について説明できる。
3週 東アジア(3) 朝鮮半島の地域的特徴、経済発展の過程について説明できる。
4週 東南アジア・南アジア(1) 東南アジア・南アジアの地域的多様性について説明できる。
5週 東南アジア・南アジア(2) 東南アジア・南アジアの経済発展の過程について説明できる。
6週 中央アジア・西アジア・北アメリカ(1) 中央アジア・西アジア・北アメリカの文化的特徴について説明できる。
7週 中央アジア・西アジア・北アメリカ(2) 中央アジア・西アジア・北アメリカの経済発展の過程について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 ヨーロッパ(1) ヨーロッパの地域的多様性について説明できる。
10週 ヨーロッパ(2) ヨーロッパ統合の過程について説明できる。
11週 地球的課題(1) 地球環境問題の現状とこれへの取り組みについて説明できる。
12週 地球的課題(2) 地球温暖化の現状について説明でき、解決の糸口を考察できる。
13週 地球的課題(3) 資源・エネルギー問題の現状について説明でき、解決の糸口を考察できる。
14週 地球的課題(4) 世界の人口問題の現状について説明でき、解決の糸口を考察できる。
15週 地球的課題(5) 世界の食料問題の現状について説明でき、解決の糸口を考察できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3
人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後1,後3,後5,後7,後10
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後2,後4,後6,後9
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後11,後12,後13,後14,後15
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3後11,後12,後13
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3

評価割合

試験小テスト演習・レポート合計
総合評価割合701020100
基礎的能力701020100