英語AⅢ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 英語AⅢ
科目番号 0033 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Power On English Communication III (東京書籍)/ Power On English Communication III Workbook
担当教員 久保川 晴美,副島 由美子

到達目標

1. 語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。
2. 文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。
3. 中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。
4. 高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。
5. 毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。
6. TOEIC Bridgeで130点相当の点数を取ることができる。
7.初歩的な英会話ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
英文法理解各レッスンの文法を理解し、活用することができる。各レッスンの文法がおおむね活用できる。各レッスンの文法が活用できない。
英文内容把握各レッスンの英文情報を正確に理解できる。各レッスンの英文情報をおおむね理解できる。各レッスンの英文内容が理解できない。
リーディング・英会話各レッスンのリーディング・英会話内容を理解し活用できる。各レッスンのリーディング・英会話内容をおおむね活用できる。各レッスンのリーディング・英会話内容を活用できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E① 歴史・文化・国語・外国語を学び、コミュニケーションするための基礎的な教養を身に付ける。
準学士課程の教育目標 E① 歴史・文化・国語・外国語を学び、コミュニケーションするための基礎的な教養を身に付ける。

教育方法等

概要:
本授業では、1、2年次に既習の学習項目を基礎とし、科学記事、物語等の様々な形式の英文を読むことにより、英語の基本的な構造を理解し、情報や書き手の意図を明確に把握できることを目的とする。授業では、英単語・熟語、文法・語法を基盤として英文を理解したうえで、様々なタスクに取り組む積極的な態度を養う。また、いままでの知識を応用し、初歩的な英会話も身につける。
授業の進め方・方法:
1. 予習(単語・熟語の意味調べ、本文の通読など)は授業前に済ませておく。
2. リーディングスキル(読解方略)に基づいた英文の読み方、初歩的な英会話力を養成する。
3. 様々なタスクに取り組むことで学習内容を定着させる。
4. 進度の関係上、教科書の課によっては課題することもある。
5.TOEIC Bridge、全校一斉英単語テスト(「理工系学生のための必修英単語2600(COCET2600)」)などの成績は英語科内規に準じて評価の対象とする。適宜、小テストを課す。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方、予習復習の仕方、テスト、参考書、シラバスなどについての説明 英文法、英語音声、リスニング、リーディングのコツについて概略を学ぶ。
2週 Lesson 1 Emoji as a Universal "Language" 主語と述語動詞の働きについて理解する。
3週 Lesson 1 Emoji as a Universal "Language" 絵文字の使われ方を的確に読み取り、適切な表現で話したり書いたりできる。
4週 Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? パラグラフの構成と話題文、支持文、結論文の役割について理解する。
5週 Lesson 2 How Was the Olympic Symbol Created? オリンピックの旗の意味を的確に読み取り、適切な表現で話したり書いたりできる。
6週 Lesson 3 Zoo Dentists 序論、本論、結論の3部からなる文章の構成について理解する。
7週 Lesson 3 Zoo Dentists 動物の歯科が担う責任や役割について適格に読み取り、適切な表現で話したり書いたりできる。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
2ndQ
9週 Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter 列挙を示すディスコースマーカーの使い方について理解する。
10週 Lesson 4 The First Four Minutes of an Encounter 初対面の人と会話する最初の4分の重要性について適格に読み取り、自分の経験について例示の表現を用いて話したり書いたりできる。
11週 Lesson 5 A Promising Surfer from Japan 因果関係を示すディスコースマーカーについて理解する。
12週 Lesson 5 A Promising Surfer from Japan 大原選手について適格に読み取り、友人に対する助言について適切な表現で話したり書いたりできる。
13週 Lesson 6 Where Does Halloween Come from? 付帯状況withについての知識を身につける。
14週 Lesson 6 Where Does Halloween Come from? ハローウィンについての会話を聞いて詳細を捉え、その内容に関した質問に英語で答えることができる。
15週 期末試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 試験解説 定期試験の内容を理解する。
後期
3rdQ
1週 Lesson 7 A Sience Award That Makes You Laugh, and Then Think 対比を表す接続詞whileについての知識を身につける。
2週 Lesson 7 A Sience Award That Makes You Laugh, and Then Think イグ・ノーベル賞の意義について要点や詳細を読みとり、その内容の質問に英語で答えることができる。
3週 Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska 関係代名詞whatについての知識を身につける。
4週 Lesson 8 A Nature Photographer in Alaska 写真家・松本さんの生き方について要点や詳細を読み取り、その内容について英語で答えることができる。
5週 Lesson 9 The History of English Tea while/when + S + be動詞についての知識を身につける。
6週 Lesson 9 The History of English Tea 紅茶の歴史について要点や詳細を読み取り、学んだ語句・表現を活用して自分の言葉で話したり書いたりできる。
7週 Lesson 10 Water and Living Things 否定を表す形容詞・副詞について知識を身につける。
8週 中間試験 1~7週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
4thQ
9週 Lesson 11 The 10,000-Hour Rule to + have + 過去分詞についての知識を身につける。
10週 Lesson 11 The 10,000-Hour Rule 1万時間の法則について要点や詳細を捉え、キーワードと資料を手がかりに学んだ語句・表現を活用して自分の言葉で話したり書いたりできる。
11週 Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad 関係代名詞の非制限用法についての知識を身につける。
12週 Lesson 12 A Conductor of the Underground Railroad 地下鉄道と女性指導者について要点や詳細を捉え、キーワードと資料を手がかりに学んだ語句・表現を活用して自分の言葉で話したり書いたりできる。
13週 Lesson 13 English, Always Growing 現在の可能性・推量を表す助動詞mightについての知識を身につける。
14週 Lesson 13 English, Always Growing 英語の語彙の歴史と語彙形成の仕組みについて要点や詳細を捉え、キーワードと資料を手がかりに学んだ語句・表現を活用して自分の言葉で話したり書いたりできる。
15週 定期試験 9~14週までの内容を網羅した試験により、理解の定着を図る。
16週 試験解説 定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3後9,後10,後11,後12,後13
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3後9,後10,後11,後12,後13
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3

評価割合

試験課題テスト課題・小テスト・全学単語テスト等合計
総合評価割合65530100
基礎的能力65530100
専門的能力0000
分野横断的能力0000