1. 気体の状態方程式が説明でき、それを使った計算ができる。
2. 熱化学方程式を組み立てることができる。
3. 化学平衡及び平衡移動の原理が説明できる。
4. 有機化合物の特徴について説明できる。
5. 他の班員と協力し合って、安全にかつ円滑に実験を行い、その結果や考察をレポートにまとめて報告できる。
概要:
1 年次の化学で学んだ知識を基礎にして、より複雑な化学現象及び身の回りに多数存在する有機化合物の性質を理解することを主な目的とする。
授業の進め方・方法:
1 年次からの継続科目であるので連続性を重視しながら、2 年次では反応速度論や有機化合物について学習する。後期には1 年次と同様に5 テーマの実験を組み入れて座学での理解向上の一助とする。ほぼ教科書に沿って授業を進める。
注意点:
新しい概念や法則等の理解が必要となるので、常日頃からの予習、復習は必須である。特に、1年次に履修した化学反応式や物質量の取り扱いに慣れておく必要がある。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 前3 |
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。 | 3 | 前3 |
原子の相対質量が説明できる。 | 3 | 前15 |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | 前15 |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 前15 |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | 前15 |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | 前3 |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | 前15 |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 前15 |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | 前15 |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 前15 |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 前15 |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 3 | 前15 |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 3 | 前15 |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | 前15 |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | 前15 |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。また、中和滴定の計算ができる。 | 3 | 前15 |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | 後8 |
化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 3 | 後14 |
事故への対処の方法(薬品の付着、引火、火傷、切り傷)を理解し、対応ができる。 | 3 | 後14 |
測定と測定値の取り扱いができる。 | 3 | 後15 |
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 3 | 後15 |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 3 | 後15 |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 3 | 後14 |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 3 | 後14 |
試薬の調製ができる。 | 3 | 後14 |
代表的な気体発生の実験ができる。 | 3 | 後14 |
代表的な無機化学反応により沈殿を作り、ろ過ができる。 | 3 | 後14 |