基礎製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 基礎製図Ⅱ
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 独自に作成した資料を適時配布
担当教員 山本 洋司,吉武 靖生

到達目標

・製図の規格を理解できる。
・図形を正しく書くことができ、寸法を記入することができる。
・キーやキー溝、歯車について説明することが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1簡単な部品図の製図ができ、寸法も見やすく記入することができる。図面例を見ながら、写図ができる。図面例を見ても、写図ができない。
評価項目2機械要素について説明でき、製図することができる。機械要素の製図ができる。機械要素について理解しておらず、製図もできない。
評価項目3キーやキー溝、歯車を理解し、計算ができる。キーやキー溝、歯車の計算ができる。キーやキー溝、歯車を理解しておらず、計算もできない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B① 専門分野における工学の基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 B② 自主的・継続的な学習を通じて、専門工学の基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
日本産業規格(JIS)に定める「機械製図」の規格を理解・把握し、誤りなく図面を読み、作図を行うための知識と技術を習得する。
授業の進め方・方法:
JIS規格に基づいた製図の各規則、および基本となる約束事項の習得を目指す。各項目の説明の後、演習を主体とした授業を行う。
受講にあたって基礎製図Ⅰの内容をよく復習しておくこと。
注意点:
履修上、最低限の製図用具は必要となる。
演習、課題を必ず期限内にすべて提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス
・基礎製図Iの復習
・製図の重要性を今一度理解する。
・三角法や線種について理解し、三面図が描ける。
2週 ・寸法記入の基礎 ・寸法記入方法を理解し、簡単な図面が描ける。
3週 ・直径、半径、面取りの寸法記入 ・直径、半径、面取りの寸法記号を使いこなせ、これらを含んだ図面が描ける。
4週 ・穴、テーパ、こう配の寸法記入 ・穴の寸法記入方法を理解し、穴を含んだ図面がかける。
・テーパ、こう配を理解し、寸法記入できる。
5週 ・長穴、ざぐりの製図 ・長穴の寸法記入方法を理解し、長穴を含んだ図面がかける。
・ざぐり、皿ざぐりについて説明できる。
・ざぐりの製図ができる。
6週 ・断面図 ・各種断面図や製図方法について説明できる。
7週 ・1~6週までの復習 ・1〜6週までの内容を理解し、製図できるようになる。
8週 ・中間試験 ・1~7週までの内容を網羅した試験により、授業内容の理解の定着を図る。
2ndQ
9週 ・試験内容についての解説
・断面図
・中間試験の内容を理解する。
・各種断面図が描ける。
10週 ・ねじの製図 ・ねじについて説明できる。
・ねじ記号が判別できる。
11週 ・ねじの製図 ・ねじの製図ができる。
12週 ・キー、軸受、ばねの製図 ・キーについて説明できる。
・キー溝の製図ができる。
・軸受、ばねについて説明できる。
13週 ・歯車の製図 ・歯車について説明できる。
・歯車の製図ができる。
14週 ・9~13週までの復習 ・9〜13週までの内容を理解し、製図できるようになる。
15週 ・演習作業日 ・演習課題を仕上げる。
16週 ・定期試験内容についての解説 ・定期試験の内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3前1
製図用具を正しく使うことができる。3前1
線の種類と用途を説明できる。3前1
物体の投影図を正確にかくことができる。3前1
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前9
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。2
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。2前10,前11,前12,前13

評価割合

試験課題合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000