代数・幾何Ⅰ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 代数・幾何Ⅰ
科目番号 0052 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「新版基礎数学」実教出版、「新版基礎数学演習」実教出版
担当教員 竹若 喜恵,杉山 俊

到達目標

1. 場合の数を系統的に計算できる。
2. 平面上の直線・2次曲線およびそれらを境界とする領域と方程式・不等式の関係が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1複雑な条件下の場合の数を計算できる。基本的な条件下の場合の数を計算できる。場合の数が計算できない。
評価項目2平面上の直線・2次曲線およびそれらを境界とする領域と方程式・不等式の関係を理解し、種々の問題を解くことができる。平面上の直線・2次曲線およびそれらを境界とする領域と方程式・不等式に関する基本的な問題を解くことができる。平面上の直線・2次曲線およびそれらを境界とする領域と方程式・不等式に関する基本的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A① 数学・物理・化学などの自然科学、情報技術に関する基礎を理解できる。
学習・教育到達度目標 A② 自主的・継続的な学習を通じて、基礎科目に関する問題を解くことができる。

教育方法等

概要:
平面の図形を座標系を通じて把握できるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義と演習を1セットとして進める。授業の進度に合わせてレポート課題を与える。
注意点:
1.基礎数学AⅠ・AⅡ・BⅠ・BⅡで学習したことは事前に復習しておくこと。
2.予習・復習・課題にしっかり取り組み、できるだけ多くの問題を解くこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 和の法則・積の法則 和の法則・積の法則を用いて場合の数を求めることができる。
2週 順列 順列の総数が計算ができる。
3週 組合せ 組み合わせの総数が計算できる。
4週 いろいろな順列 円順列や同じものを含んだ順列等の総数が計算できる。
5週 二項定理 二項定理を用いて展開式やその係数を求めることができる。
6週 直線の方程式 通る点や傾きの条件から直線の方程式を求めることができる。
7週 2直線の平行と垂直 2直線の平行・垂直条件を理解でき、垂直二等分線の方程式や点と直線の距離を求めることができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 円の方程式を理解し、条件を満たす円の方程式を求めることができる。
10週 円の接線 条件を満たす点の軌跡の方程式を求めることができる。
11週 2次曲線(1) 放物線および楕円の方程式・焦点の座標を求めることができる。
12週 2次曲線(2) 双曲線の方程式・焦点の座標を求めることができる。
13週 2次曲線の平行移動と接線 2次曲線を平行移動した図形の方程式や2次曲線の接線を求めることができる。
14週 不等式と領域(1) 不等式が表す領域を図示できる。
15週 不等式と領域(2) 連立不等式が表す領域を図示できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学2点間の距離を求めることができる。3前6
内分点の座標を求めることができる。3前6
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3前7
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3前9
放物線、楕円、双曲線の図形的な性質の違いを区別できる。3前10,前11,前12,前13
簡単な場合について、不等式の表す領域を求めたり領域を不等式で表すことができる。3前14,前15
積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。3前1
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。3前2,前3,前4

評価割合

試験春課題テスト秋課題テスト提出物等合計
総合評価割合700030100
基礎的能力700030100
専門的能力00000
分野横断的能力00000