文化地理学(前期)

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 文化地理学(前期)
科目番号 0085 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「料理の起源(読みなおす日本史)」中尾佐助(吉川弘文館)
担当教員 白神 宏

到達目標

1.民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
2.食材の加工法の類型と発展過程、伝播過程について考察できる。
3.異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について深く考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性についておおまかに考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できない。
評価項目2食材の加工法の類型と発展過程、伝播過程について深く考察できる。食材の加工法の類型と発展過程、伝播過程についておおまかに考察できる。食材の加工法の類型と発展過程、伝播過程について考察できない。
評価項目3異文化の事象を自分たちの文化と強く関連付けて解釈できる。異文化の事象を自分たちの文化とおおまかに関連付けて解釈できる。異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E① 歴史・文化・国語・外国語を学び、コミュニケーションするための基礎的な教養を身に付ける。
学習・教育到達度目標 E② 日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
学習・教育到達度目標 F① 歴史・文化・社会に関する基礎的な知識を身に付ける。
学習・教育到達度目標 G① 健やかな心身を持ち、社会性、協調性を身に付ける。
JABEE SE① 歴史・文化・日本文学(国語)・外国語を学び、多様な文化を理解できる。
JABEE SF① 歴史・文化・社会に関する知識を持ち、それらを示すことができる。

教育方法等

概要:
世界の主食作物である米、麦および乳製品の加工法について、共通性と多様性、これらの発展、伝播過程について考察することを授業の目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書に沿いながら、プリント・スライドを用いて授業を進める。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 稲の品種と稲作 稲の品種と稲作の伝播過程について説明できる。
2週 米の料理(1) 炊干し法、湯取り法、プラオについて、料理法、伝播過程について説明できる。
3週 米の料理(2) 米料理の世界への伝播過程、ヤキゴメの特色について説明できる。
4週 麦の料理~パン~(1) 麦の料理法の発展過程、アジアのパンの特徴と分布について説明できる。
5週 麦の料理~パン~(2) ヨーロッパ・中国のパンの特徴、日本のパンの伝播過程について説明できる。
6週 麦の料理~麺~(1) 中国の麺の系列について説明できる。
7週 麦の料理~麺~(2) 日本の麺の特徴過程に過程について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 麦の料理~麺~(3) 東南アジアの麺の特徴と伝播過程について説明できる。
10週 麦の料理~麺~(4) 中央アジアの麺の特徴と伝播過程について説明できる。
11週 麦の料理~麺~(5) 世界における麺の地域的特徴と伝播糧について説明できる。
12週 魚と肉の料理 肉と魚の料理法の地域的特徴と発展過程について説明できる。
13週 魚と肉の貯蔵 なれずしの特徴と地域的特徴について説明できる。
14週 乳製品(1) 乳製品の生産方法の類型とその分布について説明できる。
15週 乳製品(2) 乳製品の伝播過程について説明できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前3,前4,前5,前6
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1,前2

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100