文化地理学Ⅱ

科目基礎情報

学校 北九州工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 文化地理学Ⅱ
科目番号 0093 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 生産デザイン工学科(共通科目) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない
担当教員 白神 宏

到達目標

1.民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
2.照葉樹林文化と日本文化・中国文化との関係について理解し、説明できる。
3.料理法・加工法の発展過程や伝播過程について考察し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について深く考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性についておおまかに考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できない。
評価項目2照葉樹林文化と日本文化・中国文化との関係について理解し、十分に説明できる。照葉樹林文化と日本文化・中国文化との関係について理解し、おおまかに説明できる。照葉樹林文化と日本文化・中国文化との関係について理解し、説明できない。
評価項目3料理法・加工法の発展過程や伝播過程について考察し、十分に説明できる。料理法・加工法の発展過程や伝播過程について考察し、おおまかに説明できる。料理法・加工法の発展過程や伝播過程について考察し、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E① 歴史・文化・国語・外国語を学び、コミュニケーションするための基礎的な教養を身に付ける。
学習・教育到達度目標 E② 日本語で論理的に記述し、報告・討論できる。
学習・教育到達度目標 F① 歴史・文化・社会に関する基礎的な知識を身に付ける。
学習・教育到達度目標 G① 健やかな心身を持ち、社会性、協調性を身に付ける。
JABEE SE① 歴史・文化・日本文学(国語)・外国語を学び、多様な文化を理解できる。
JABEE SF① 歴史・文化・社会に関する知識を持ち、それらを示すことができる。

教育方法等

概要:
世界の諸民族は、それぞれ多様な文化を育んできた。また、文化は伝播や他文化との接触により絶えず変化してきた。
国際社会の中で活躍する技術者として、多様な文化の存在を理解し尊重することは重要である。本授業では、食文化を素材として、文化の形成や伝播について理解を深めることを目的とする。
授業の進め方・方法:
プリントを配布し、スライドを見てもらいながら授業を進める。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 照葉樹林文化(1) 照葉樹林地域の文化的特色について説明できる。
2週 照葉樹林文化(2) 照葉樹林文化の諸要素について説明できる。
3週 照葉樹林文化(3) 照葉樹林文化の諸要素について説明できる。
4週 麦文化とその伝播 麦の栽培地域の地理的特性と料理法の変遷について説明できる。
5週 麦の料理法~パン(1) 各地のパンの種類と地域的特性について説明できる。
6週 麦の料理法~パン(2) 各地のパンの種類と地域的特性について説明できる。
7週 麦の料理法~パン(3) 各地のパンの種類と地域的特性について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 麦の料理法~麺(1) 麺の系列と伝播地域の過程について説明できる。
10週 麦の料理法~麺(2) 世界各地の麺文化の特色について説明できる。
11週 麦の料理法~麺(3) 世界各地の麺文化の特色について説明できる。
12週 麦の料理法~麺(4) 世界各地の麺文化の特色について説明できる。
13週 世界の乳利用(1) 世界各地のミルクの利用形態について説明できる。
14週 世界の乳利用(2) 世界各地のミルクの利用形態について説明できる。
15週 世界の乳利用(3) 世界各地のミルクの利用形態について説明できる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3

評価割合

試験演習・レポート合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100